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英検1級(一次試験)に初受験で合格しました!-当日の体験記と効果的な学習内容について

受験の背景

本業はサラリーマンで、広い意味での「ものづくり」に関連した理系の研究職に就いています。

英検1級を受験した理由は、

・自分の実力を試したかった
・英検1級とはどんな難易度なのか興味があった
・英検1級を取ったらX(Twitter)での発言に箔が付きそうw

などがあります。

約2年半ほどシンガポールに駐在しており、本当はシンガポール滞在中に英検1級を受けたかったのですが、現地では英検2級までしか試験が開催されていませんでした。いつか受けてみたいなと思いつつなかなかタイミングが合わず、帰国してコロナが明けてからの受験となりました。

フルタイムのサラリーマンなので、英検1級に完全特化した対策をする時間はあまりなく「日常の中の学習」でいかに英検1級レベルの英語力を身につけられるか、ということをテーマとして英語学習に取り組んでいました。

そのため、英検対策としては事前に過去問や問題集を眺めて問題形式を把握したり、頭の中で解いてみたくらいでした。

英検1級に特徴的な難易度の高い語彙に関してだけは、以前、集中的に「パス単1級」に取り組んでいた時期があったため、結果的にそれは効果的な英検対策でした。


今回の記事では下記の目次構成で説明していきたいと思います。

各パートで何点取れたのか、どの問題を間違えて、どんな感想だったのか、反省点や現在取り組んでいる学習内容などについても詳しく説明していきます。


この記事を読むメリットは、

・英語学習へのモチベーションが上がる
・特別な英検対策をしなくても合格できた過程がみられる
・サラリーマンでも合格できることが分かる
・英検1級一次試験対策になる
・当日の試験の流れと心構えが分かる

などがあると思います。質問がありましたらできる限り答えますのでコメント欄に記入して下さい!

受験した試験は「2023年度 第2回」の本試験です。受験されていない方は英検協会のサイトから過去問が見れますので併せて見て頂くと分かりやすいと思います。

試験当日について

当日は、特に緊張もなく少し遅めに受験会場に着きました。英検1級の受験者層は年齢は高めで見た感じ30〜40代が多い感じがしました。(その年齢層が集められた会場だったのかもしれません)

会場は護国寺にある「日本大学豊山中学校・高校」でした。もちろん初めて行きましたが、エスカレーターまであるとてもキレイな学校でした。受験した教室は40席ほどある小教室で、座席は早いもの順で好きな座席を選べました。

私は端の方が好きなので、廊下に面した端っこの1番前の席に座りました。スピーカーの配置からいえば、音響的にはよくない座席だと思いましたが(実際、音質は反響したような感じでかなり悪く感じました)、端の席は片側が壁なので独立感があって落ち着きました。

スピーカーの真正面で確実によい音響を取るか、端の席で独立した落ち着き感を取るか悩ましいところですが、私は端の席を選んで満足できました。

待ち時間は、狭い教室にいると息が詰まりそうだったので、廊下にあったラウンジのようなスペースに座って開始時間を待ちました。参考書を読んでる方が多かったですが、自分は目と脳が疲れそうなので何もせずお茶を飲んでリラックスしていました。(そもそも参考書を持ってきていませんでした)近くのコンビニで買った眠気覚ましの「眠眠打破」と「ブドウ糖のラムネ」もそこで食べました。

個人的には英検に限らず、試験の直前に詰め込んでも疲れるだけだと思いますので、軽く頭の中で復習するだけがよいのではないかと思っています。

13時40分頃に問題冊子と問題用紙が配られ始めたので座席に戻り、問題用紙に受験番号や氏名などを記入していきました。その後は何もやる事がなく、ただ待つだけの時間でした。(何もすることできない、この時間がとても苦手です)

試験開始は14時ちょうどから始まり、筆記試験は100分あり15時40分まで、リスニング試験は約38分あり16時20分まで続きました。いったん始まってしまえば、これ以上なく集中しているのであっという間に感じました。

詳しい感想は後述しますが、英検に特化した勉強をすることなく、初受験で合格することができ、普段の学習は英語力を付ける上で正しい方向性だったんだなと確信できました。

「日常の中の学習」でいかに英検1級レベルの英語力を身につけられるかという自分のテーマをクリアできたようで嬉しかったです。(普段の学習・日常の中の学習については、「語彙」「リーディング」「リスニング」「ライティング」「スピーキング」に分けて、後ほど詳しく説明します)

気になる総合点は?

まずは、試験結果の点数から公表して、その後、各パートごとについて詳しくみていきます。

下記の画像は試験結果画面のスクリーンショットです。これを見ると驚かれると思いますが、

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