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親切心に感謝します!
コンビニにアイスを買い物に行こうと思ったら、子供が「買物のついでに振込をしてきて」と、わたしに1万円札を渡してきました。
わたしは子供から渡された1万円札を服のポケットに入れました。
そして、コンビニに到着して、アイスを選びレジに並びました。まずは、アイスを自分のお金で支払いました。
次は子供の振込の支払いなので、服のポケットを探ってみると…
「えっ⁉」
「え〜っ!」
「1万円札がない〜 ∑(゚Д゚)」
何回もポケットを探しましたがありません。
「車の中に、落としたのかな?」と思い、とりあえずは自分のお金の1万円札で振り込みをしました。
振り込みをした後に車に戻ってみて、車内を探しました。
ですが、1万円札は見つかりません。
「コンビニの中で落としてたのかな?」と思い、コンビニに戻り、入口からアイス売り場までの床を見てもありませんでした。
「そもそも…子供から1万円札をあずかっていたのか?」
「家に忘れているのでは?」
「いやいや、ポケットに入れたまでは、しっかり覚えてるし…」
自問自答を繰り返しながら、もう一度、車のドアを開けたまま座席をスライドさせて、覗き込んで探しました。
しばらく探していたら、後ろから知らない女性が声をかけてきました。
女性「あの~」
わたし「はい(誰だろ?)」
女性「何か探し物ですか?」
わたし「はい」
女性「お金ですか?」
わたし「え⁉ はい!(もしかして…⁉︎)」
女性「もしかして、1万円ですか?」
わたし「はい!」
女性「さっきレジの前に1万円札が落ちていたので、店員さんに届けました。そしたら、探している姿を見たので、もしかしてと思って声をかけました。店員さんに尋ねてみてください」
わたし「ありがとうございます!」
わたしは何度も深々と頭を下げました。
その方が車で去ったあとに、コンビニに戻り店員さんに言うと、1万円札は戻ってきました。
「なんて良いひとなんだ!」と思いました。
落ちていたお金を店員さんに届けてくれるまではあっても、車内を探しているわたしを見て困っていると思って声をかけることは、なかなかできることではありません。
知らない人に声をかけることは、勇気のいることだと思います。その方の行動には、感謝しかありません。
1万円が戻ってきた喜びもありますが、その方の親切心に対して、わたしはとても晴れ晴れとした気持ちになって、余分にデザートを買って帰りました。
ありがとうございました!
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