見出し画像

偏差値37からの高校受験 #14 「中学2年1月 英語偏差値63三科55!!」

お久ぶりです。コロナの影響で保育園休園となり、日常生活を回すのがやっとのバタバタ生活を送っていました。

うちの息子はとにかく勉強が大嫌いです。自分の親がそうであったように放任主義だった私ですが、高校受験を目の前にしてさすがにまずいという状況になってしまいました。

この話は現在進行形なので、結末はまだ私にもわかりません。
これは、勉強嫌いの息子と教育熱心ではなかったのに追い込まれた母が日本の受験戦争に立ち向かう記録です。
私たちのような親子が減ることを願って。

前回は、英語だけなんとか偏差値50台になったものの、他の科目は相変わらずボロボロだということまでお話しました。

中間試験の社会0点という衝撃を受けて、塾の先生と作戦会議をしました。この冬季講習で何に力を入れるか、、、まずは社会0点をなんとかしようということになりました。

息子に偉そうなことを言っていますが、何を隠そう私も社会が大の苦手でした。高校受験の時は必死に取り組んでいたものの、高校に入ってからは追試の常連でした。(さすがに0点をとったことはありませんが)

私から息子へは食べ物の好き嫌いも遺伝しているのですが、科目の好き嫌いまで遺伝しているのか?
なので、息子の気持ちはわかるのですがそんな所は一切見せずに喝を入れ続けました。


塾の先生は社会が暗記の強制にならにようにと、時代の流れや物事の背景についての説明とセットにして物語として捉えられるように力を入れてくださいました。
その結果、2週間ほどの冬期講習でしたが最終日に受けた模擬試験で社会の偏差値は42になったのです。(たまたまかもしれない?)

その勢いをキープして欲しかったのですが、1月早々にコロナで塾が休講になってしまい、息子は一瞬で一年前にタイムトリップ!ゲーム三昧生活に逆戻りしてしまい、バトルとストレスの毎日の再来でした。

塾の先生から電話で様子を聞かれたので、息子の状況を伝えると驚いていました。
「他の子はいつも行ってる塾に行けない!と焦っていつも以上に家で勉強しているそうだ。
だが、息子は違うんだな、よくわかった。これからみっちり課題を与えてやる。」

結局、社会(地理)のテキスト一冊暗記命令が出され息子はようやく勉強を再開しました。先生のご厚意で、その日のノルマを達成するまで夜中の12時まで塾で待機して電話でチェックテストをしてくださいました。
塾で居残りの時は帰り道が危ないので最大夜の10時で解放してもらえるのですが、家なら12時迄やってもいい?と言っていただき、私は「ぜひお願いします。」と答えました。
息子よ頼むから期末試験ではあの衝撃を与えないでください。

そして、英語!英語だけ順調に伸びて、夢の60台に。一年前のことを思い出したら本当に夢のようです。どこからも相手にされなかった息子を諦めずに指導してくださっている先生に感謝しかありません。

少しづつ成功体験を積み重ねて自信をつけられるようにと英検にもチャレンジしました。今回は多分受かるであろう4級と、まだ難しいけどチャレンジの3級を受験しました。
結果は来週には出るそうです。
ドキドキ、、、

息子は英語にはかなり自信がついてきたようで、この前も得意気に
「学校の授業で先生にいつも『これ英文にできるか?』って俺ばっかり指名されるんだよねー」
と嬉しそうに話していました。
「期末テストでは、英語90点狙う!!」
(前回は77点で初めて平均点を突破)
とのこと。それも頑張ってほしいけど、他の科目もお願いします。(特に社会と専科)

これだけ見るとまるで息子がやる気を出したかのように見えますが、残念ながらそういう訳ではありません。どのタイミングでどう仕向けるか、追い込むか常に塾の先生と私で綿密に作戦会議をし続けている結果なのです。
今の息子は完全に操られて、やらされている状態です。
中3を目の前にして、今の息子の一番の課題は「自主的に勉強できるようになること」です。

先生の教え子の合格実績は数知れず、超難関高校・大学がずらりと並んでいます。でも、先生がおっしゃっていました。
「能力のある子を難関校に入れるより、息子のようにやる気が無い子に学力をつけることの方がずっと難しいし意味があると思っている。息子が自主的に勉強できるようになるように最後まで諦めないから見ていてくれ。」
と。
空手の先生も含め、息子はいい先生との出会いに恵まれています。

コロナの影響はまだまだ続き環境は安定しませんが、母は息子が強い気持ちをもって勉強に取り組めるようにと願いつつ引き続き見守りたいと思います。


長文最後まで読んでいただきありがとうございます。


つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?