2021.2.26.Fri『しずるの公にするにはやり過ぎだと言われたコントを強引にお届けするコントセレクション(村上作)〜gift〜』をもっと見たくて見て欲しくて
アーカイブ期間は一旦終わりましたが、このライブを(〜2/28 19:30)2日間で完璧に振り返るにはあまりにも短過ぎたので再販を願って、そしてこのライブで披露したコントたちをもっと色んな方に見て欲しいという1ファンの一方的な欲望をのせてnoteに書いていこうと思います。
毎年この時期に開催といえば、村上さん作・演出の新ネタ単独ライブ。
過去に2017年〜2019年の『SHIZZLE IN JAPAN FES.』(以降SIJ)、そして去年の『風の色を見た』の4回。全て新宿・ルミネtheよしもとで行われていました。
今年も『たぶん、青』というタイトルで有観客+オンラインで開催される予定でした。
しかし緊急事態宣言を受け、現状を踏まえて中止と発表。
年2回開催が恒例で当たり前だと思っていた自分がいたので、初めはショックでした。ですが後日、無観客配信での開催が決定。それはそれは嬉しかったです。ご本人をはじめ、マネージャーさんやスタッフさんが打ち合わせを重ねてきたであろう結論がこれだったのかと思うと、本当に感謝しか出てきません…
しかもそれに留まらず、更に「オリジナル楽曲」という彩りを加えるという。
村上さんと親交のある3markets[ ]のカザマタカフミさんとPlay.Goose(元Goose House)のワタナベシュウヘイさん全面協力の下、各コントのテーマ曲とED曲を制作されたなんて、冷静に考えたらとんでもないことです。
今回の配信ライブではSIJで披露した中で特に濃ゆいコントを6本改めてやろうというもので、本当にタイトル通りです。
ただ実際に劇場で見ていた私は、幕間やネタ中に村上さんがチョイスした様々なアーティストの既存曲が使われていて、コントとリンクしていたことを真っ先に思い出しました。そこが物凄く好きでエモくなるのがたまらなかったので、今回の配信では著作権の関係で流せない。果たしてオリジナル楽曲でカバーするとどうなるんだろうと。
過去のライブの構成はできても、当時の空間まで再現するのは当然無理。
どんなコントが見られるのかという楽しみもある大大大大前提で、そこが1番気になっていました。
でも(ライブに限らず言えることですが)まだ解禁前のものを情報だけで判断してはいけないですね。いざ当日リアルタイムで見ました。
エグかったです。
1発目のカザマさんの楽曲からやられました…
(『ハカセとムスコ』のテーマ曲ですが、私は客入れ曲でもあると勝手に捉えてます)
SIJは村上さんが見つけたリンクによって生まれたエモであり、今回はそれぞれのコントを元に作られた曲だからこそ生まれたエモだと気付きました。アーカイブで見る度にそれが増していって、愛着が湧きました。
個人的に『That Sport』のテーマ曲「愛〜綺麗事の国〜」の曲調が特に好みです。
そして最後EDは村上純さん…いやムラカミジュンさんが歌う『イキッた村上』という。
もう…タイトルから大好きです。音源欲しいです。歌詞カード欲しいです。
…と楽曲のことだけでこんなに書いてしまいました。それだけ衝撃が大きかったというのが伝われば幸いです。
あと忘れてはならないのがコントです。
SIJは私にとって今まで見に行ってきたライブの中でトップ3に入るくらい大好きなので、それきり一生見られないと思っていたコントが再び見られるのかと思うと本当に嬉しくて…
セット転換で次何やるか分かった瞬間がたまりませんでした。からの全面にタイトルが出て「ありがとう🙏🏻」と何度言ったか笑
(1番下に自己流のセトリ載せました)
今回披露したコント6本に共通して言えるのが
"お2人の演技力の高さ"
これによってひとつひとつのコントの世界に吸い込まれていくというか、画面越しでも見入ってしまうんです。また無観客ということもあり、短編映画を何本も見ている感覚でした。
だから内容やオチが分かっている上でも新鮮に感じたんだと思います。
この配信を見ていた方のTwitterや村上さんのインスタライブのコメントも読んだのですが、その中に「無観客で笑いがないからか、コントが叙情的になって泣きそうになった」というのを見つけました。めちゃくちゃ共感しました。
私も特に『踏み切りだけの距離』でそう感じました。まず2人のステージに映った影でもうエモくて危なかったです。そこからどんどん池田さんに感情移入してしまいました。
まさか笑う以外の感情が出てくるとは思いませんでした。
順番ごちゃごちゃになってしまいますが、ここからは1本目に戻って感想を簡単に書いていこうと思います。
1.『ハカセとムスコ』
1本目にして感情を1番大きく表現していると思います。一言で表すとしたら"動"。今回の中で唯一そう表せるコントです。
ここでの2人の関係性も素敵なんです…
2.『歩道橋女』
きました村上さんがただやりたいシリーズ。
シチュエーションは現実的だが、村上さんの設定が非現実的。それに巻き込まれる池田さんの演技も良きです。
3.『That Sport』
このコントの2人のやりとりが微笑ましい。会話でニヤニヤしてしまいます笑
からのあのオチ!!!また見られて嬉しかったです。
4.『コインらんどりー』
1番濃くてクセだらけのコントです笑
『ハカセとムスコ』の"動"に対してこれは完全に"静"。会話を聞いても訳がわかりません。この2人何やってんの?ってなりますが、面白いです。
5.『踏み切りだけの距離』
先程書いた通りです。あとこの時の村上さんがとにかく可愛いんです…
やはりこのコントでの2人が1番好きです。
6.『深夜の夫婦』
これも村上さんただやりたいシリーズのひとつですかね。ある2つのワードで繰り広げる夫婦の会話が面白い!
ざっとこんな感じでしょうか…もっと書きたいのですが、これ以上だとオチまでバレてしまう気がしたのでやめておきますww
今までにない形でしたが、最後まで「村上純」という1人の人間を表現している単独ライブだと感じました。
『深夜の夫婦』が最後だと予感していましたが、その後EDロールと共にトドメの『イキッた村上』が流れてきた時、終わってしまう寂しさと配信で開催してくれたことへの感謝が混じって涙が止まらなくなりました。最後のアーカイブを見た時も同じでした。
28日19:30で終わるのは本当に勿体ないですし、破格過ぎる値段で見られる絶好の機会だったからこそ、更に期間を設けて1人でも多くの方に見て欲しい、買った方にもまた見て欲しいし、私自身も再販してでももっと見たいと思いました(5回でも足りません)。
様々な事情があるとは思いますが、どうか検討していただきたいというのが本音です。
とんでもない文字数になってしまいました…
この記事を書き始めてまもなく1日が経とうとしている今でも余韻が冷めることはありません。おそらくこの記事を投稿した後にも色々出てくるでしょう。
毎回思うことですが、この世に存在するお笑い芸人の中で自分はしずるが1番好きだと再確認できました。夏こそは観劇+オンラインで開催できるように祈ってこの記事を締めます。
最後に…
しずる大好きです!!!!!!
あまりまとまってない文章ですが、最後まで読んでくださり本当にありがとうございましたm(_ _)m