「edge」企画書

キャッチコピー: 
これは誰しもがたどる、「自分」に出会う“過程”の物語

あらすじ:
物語の舞台は仮想現実とそれを舞台とするオンラインゲーム。そして現実世界。
二人の主人公(主人公A、Bとする)がゲームでのレベルアップや人との出会い等経験の中で成長し、ていく物語を主軸に、主人公Aは5歳で別れた家族との再会、主人公Bは家族からの自立をテーマに物語を進める。

初心者だった二人の主人公が世界一を目指しながら、主人公Aは別れた家族との再会までの、主人公Bは人との繋がりを模索する物語。

第1話のストーリー: 
主人公Aの自宅ポストに招待状が投函される。

祖父母に「父と母、兄はどこ」と問いただす小さな子供。それを少し離れたところから見つめる人影。あれは自分だと気づいて、主人公Aは目を覚ます。

投函された招待状の差出人の名前は、5歳で別れた兄の名前、中身はアドレスとID、パスワード。
ログインするとそこは現実世界そっくりに造られた仮想現実の世界、幼いころ兄と訪れ二人の秘密基地(祖父母宅近くの神社の境内)。
そこにいたのは会いたいと願った兄ではなく登場人物D。

場面変わって主人公Bの自宅、兄の成人祝いに参加する主人公B。
宴の中心から離れ、遠目に兄を見つめる主人公Bに登場人物Eが近づく。

登場人物Eは主人公Bの従妹で主人公Bの兄と同じ年齢。彼に対して主人公Bは大人しいイメージを持っているが、経営や経済には興味を示さず、ゲームばかりしている家族の中では変わり者。

登場人物Eは主人公Bに近寄り「ねぇ、楽しい?」と問いかける。
「分かりません」と答える主人公Bに登場人物Eは「オレね、今、楽しいんだよね」。
「“生きてる実感”とまでは云わないけれど、でも、知る前よりもずっと、毎日起きるのが楽しみなんだよね」と続ける。

そして、「よかったら、やってみない?」と主人公Bを誘う。

場面は登場人物Dと向き合う主人公A。
「だ、誰?」見知らぬ人物との遭遇に戸惑う主人公A。
「行くよ」不意に登場人物Dに手を引かれ、次の瞬間仮想現実はゲームステージに切り替わる。
現れた「敵」と登場人物Dに導かれ戦い勝利する。
その後、送られてきたIDがゲームのアカウントであることを知り、この世界のどこかに兄がいるかもしれない希望を抱きゲームへの参加を決める。

現実世界で、知らされたチーム事務所を訪ねる主人公AとB。
その入り口で二人が出会うところで第1話は終わる。

第2話以降のストーリー:
物語の時代は今よりもほんの少し未来。

主軸の物語は、主人公A、Bがゲームの中でレベルを上げながら実践を積み大会を目指す。
早い段階でゲーム概要の説明を行い、主人公が所属するチームの主要メンバーを登場させる。

ゲーム内容は現実世界そっくりに造られた仮想現実を舞台にプレイヤー4名とエンジニア1名計5名のチームで戦う対戦ゲーム。
各チームはそれぞれ世界の都市をホームに持ち、ホームとアウェイで戦い勝敗を決める。
VRゴーグルと合わせてコントロールは実際の体の動き、プレイヤーが発する音声等を使用するため、より没入感を得ることが出来る。
制約の中で、魔法、技を自由に生み出すことが出来るため、チームにはプレイヤーとあわせエンジニアが含まれる。
また、多くのチームはプレイヤーへのゲーム環境提供も行っており、チームはオンライン上の繋がりだけでなく、現実世界でも繋がっている事が多い。

リーグが存在し、毎年世界規模で大会が開催される。
主人公A、Bは、まずはレベル上げと実戦を積みリーグ参加を目指す。

その先は世界を相手にリーグ戦を戦い、世界一を目指す。

主軸の物語と並行し、主人公Aの生き別れた家族との再会の物語を進める。
主人公Aは5歳までアメリカで両親と兄と生活をしていた。
小学校入学を前に日本に戻ることになり、帰国の日、主人公Aは熱を出した兄よりも先に祖父母と予定通り帰国したが、両親と兄は帰国してこず、そのまま今に至る。

主人公Aの父はカウンセラー、母はプログラマー、兄は天才児。
主人公Aの兄は、主人公Aが何気なく「ロケットを作ってみたい」と云った一言で、以前テレビか何かで見た「ロケットの設計図をハッキング」を思い出し実際に行ってしまう。
帰国直前にハッキングは見つかり、父母と共に国から出ることが出来なくなる。
その後、監視下のもとに置かれ、外部との連絡も困難になる中、ゲームの舞台でもある現実世界そっくりな仮想現実を作るプロジェクトメンバーに加わり、仮想現実のセキュリティに関わる。
自身が作った仮想現実の中で登場人物Dと出会い、登場人物Dの手助けを得て主人公Aと再会を果たす。

主人公Bのテーマである「家族からの自立」は主軸の物語の中で進める。

主人公Bは大企業の次男に生まれ、その名前の下で生きている。
そのため、一族の名と云うフィルターを取った、ただの自分として築いた人間関係の中で生きていきたいと願い、望む。
「ただの自分」としてゲームでの成長と共に現実世界での出会いや経験を積みながら、友達や仲間を得ていく。

以上

どうぞよろしくお願い申し上げます。

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