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プロフェッショナル/インターン5日目


インターン5日目が終わった。
今日も、ありがたいことに濃ゆい一日だった。

主に、事務的な書類を作成したり、昨日から滞在し始めているアーティストさんの展示場所にまつわる片付けや準備のお手伝いをさせてもらったり、買い出しに街に出たり、夜ご飯の後焚き火を囲んで語ったりした日だった。

美味しい夜ご飯の後の焚き火を囲んで語ったことについて少し記そうと思う。

今日は、劇団のソノノチさんのお知り合いさんで、建築家であり、屋台の研究・屋台作りをしている方が原泉アートプロジェクトに遊びに来てくださった。
今日の夕方から明日の昼にかけての短い滞在になるらしいが、その貴重な時を一緒に時を過ごさせていただく。
ここにいらっしゃるアーティストさんたちはみんな、口を開けばinterestingであり、funnyでもある人ばかりで、本当に尊敬が止まらないのだが、今日初めてお会いしたその屋台作りをされてる方も、本当に興味深いお話を沢山してくださった方だった。

その方は、建築家であるのだが、特に「屋台」に特化して研究やお仕事をされているらしい。もともと屋台が比較的身近なところで育ったというその方。学生時代に旅に出たアジアの諸国でまた、屋台が立ち並ぶ風景などを目の当たりにした。そして再度、屋台の魅力に魅了され、街の中の建築の在り方として構想していたビジョンに屋台の要素が必要なことを再確認したのち、現在の活動をするのに至ったそうだ。

その方の研究熱心さとひたむきさにはとても感銘を受けた。
その方はまず、アジア圏の屋台について改めてしっかり知りたいということです、アジア諸国へ行き、さまざまな屋台を回ったという。時には時間をかけて現地の屋台職人さんのもとに弟子入りのような形で入り、その土地の屋台作りのハウトゥーを学ばせてもらったのだという。

そして今は、日本の屋台について、勉強されている。
日本でも特に「博多」が屋台で有名らしい。

ここには書ききれないが、屋台ならではの魅力や、現代における屋台の難点や危機などについてもお話を聞かせていただいた。
初めて聞いてびっくりすることも沢山聞いたが、総じて思ったことは、やっぱり日本の古き良き文化にはとても粋なものが多いな、ということと、こんなに時代の移り変わりがスピーディかつ少子高齢化が進んでいる中での"文化の継承"というのは本当に難しいことなんだな、ということを改めて思った。

今この方は、博多の有名な屋台職人さん(もう80歳くらいらしく現役でいられるのも後少しだという)のもとへたまに出向いては、屋台にまつわるストーリーや、屋台作りや屋台に対する思いなどについての情報の記録をしていっているという。


少し写真で見せていただいたその方の作品(主に屋台)は、洗練された線や曲線などで構成されてるという印象で、シンプルで、すぅっとこちらを引き寄せるようなデザインが施されていると思った。

そして何より、その方が、ご自身のお仕事の様子をキラキラした笑顔で語っている様子がとても印象的だった。


まとめに入るが、とにかく、プロフェッショナルとして、並ならぬ情熱と、自分の信念を大事にしていて、真剣に、そして遊び心も持ちつつお仕事されてるのは素晴らしいなぁ、いいなぁ、と思った。


私も、自分にしかできないことを
たくさんの情熱と信念と遊び心をもってやりたいな、と改めて思った今日でした。

感謝。

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