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他人

良くも悪くもファンは他人。
時折、過度なまでに見返りを求めてしまう人達がいるけど、彼らの音楽を勝手に聴いているに過ぎない。

でも世間知らずで常識も知らない僕からすると、大森さん自身もファンとは一定の距離を置いているように感じる。
過激・熱狂的なファンの見過ぎで本来アーティストはそういうものなのかもしれないが、心のどこかでファンに対しても諦観している気がしてならない。ファン=諦観の対象じゃなく、被っているという意味で。

つぶやきに居場所を求む様な がきに用は無い

うブ

愛されたいんだと嘆く暇があるのって
眠そう。余裕そう。

アンラブレス

勿論これらをファンに対しての戒めとは言わないが、昔も今も若い世代への皮肉のような歌詞を書いている。やっぱりハッとさせられることも多いし、深く考え込むこともある。
彼の思惑通り。

特にアンラブレス冒頭の「馬鹿みたいだね そんな凹んで大層ね 夜中も携帯弄ってる元気があるじゃないの」を最初に聴いた時、自分が凹んだ時は逆に携帯弄ることで気を紛らわせていたから、彼はそれすら出来ない元気の無い状態まで落ち込むんだなと驚愕したし少し悲しくもなった。やっぱり自分も甘えてるんだなと。

「僕は
良い音楽を作りたい。
ワクワクしていたい。
恋焦がれていたい。
たくさんの人に届く音楽を目指すということは決して伝えたいことが薄れる訳ではないということを体現したい。証明したい。
年末までじゃなく、何年も先まで見据えて不器用ながら、私はやるぞ。」

23年のクリスマス、無料期間中のREPORTでもこう綴っていて、この数日後にケセラセラでレコ大を取り半ば証明は出来てしまっているけれど、これからもより多くの人々に伝えたいことを音楽に乗せ伝え続けていくんだろう。当然だけど。

大森さんの考えを(勝手に)想像して書くと、

[どれだけ伝えたって届かない・変わらない人達が居て、彼らが悪い訳でもなく、何にも期待出来ない事は既に知っているけれど、それでも何処かに伝わると信じて曲を書き続ける]

になる。

何が言いたいかと言うと、自分の思いを多くの人に伝えること。その事の障壁になってしまう人達にあまり好感は持てないんじゃないかと。

でも、人を失い傷付いた過去があるばかりに全てに優しくなっていて、また彼らの意見も間違っている訳じゃないから否定も出来ない。
だから距離を取ってしまう。

酷だけど当然の事ながら、彼にとっての1番はメンバーでありミセスであって、古参ファンだろうとどこかで1曲聴いただけの人だろうと同じく他人で、もっと下方で同率の順位に位置付けられる気がする。

とどのつまり、見返りを求めたり路線がどうとか訳の分からないことを言って彼らの鎖になる暇があるのなら、曲の新しい好きな所でも開拓していて欲しい。
口を悪くするなら、「彼らへの愛ゆえに」という反吐が出る言い訳で他人が彼らの活動の足枷になることが許せない。自分が何も言う権利はないけれど、もっと彼らの音楽を聴いていたいからこうして駄々をこねたい。
彼らはもっと、この世界の至る所に根を下ろしその音楽で人を救えるはずだ。

それって愛なんですか、

誑かされて 誑かして
本当の想いを見失う

ProPose



文章書けないので何を書いているのか自分でも分からない、考えを文字にするのって難しい。
世間知らず常識知らずの個人の意見です、お手柔らかに。意見・感想は歓迎です。
でもこんなのおおっぴらに公開できないね...タグもつかないね...

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