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音楽を聴いている間に考えること。

先日、FINESTのジャズライブに行ってきました。
私も中学高校とジャズバンド部で(それほど詳しくはないのですが)、ジャズを始め生演奏を聴きに行くのは大好きです。
ギタートリオやジャズアンサンブル、管楽器もいるコンボバンドなど、様々なジャズを聴いてすごく充実した時間でした。
かっこいいし上手いし、MCは面白い。
それにジャズのソロは即興が多いから、やはりライブの臨場感が一番。

ですが、いつも思うことがあります。

音楽を聴いてる時って、みんないつも何考えてるんだろう?

もちろん曲の良さや、歌詞、技巧の凄さ、音の綺麗さ、パフォーマンスなど、音楽について思うことはたくさんあると思います。
ただ、私はこう思うんです。

でも、ライブが例えば2~3時間あったら、絶対みんな違うこと考えてるよね??

そう思ってググってみると…

いました。私以外にもライブ中に考え事をしている人。

例えば私なら、
「この曲、高校生の頃よく聴いてたな」「元彼が好きだった曲」など、その曲にまつわる思い出。
「悲しいメロディーだなぁ…そういえば最近あれが悲しかったな」「幸せな曲。あれは幸せだったなぁ」など、曲の雰囲気でよみがえってくる記憶。
歌詞が付いていると余計、その歌詞から連想して考えてしまいます。(とくに恋愛ソングや失恋ソング)
そしてそれらから紐づいて出てくる思い出…と、どんどん違うことを考え始めるのです。
目の前のライブに集中しているのかいないのか、もはやわからない状態です。

そしてこう思います。
「私、思考の整理をするためにライブに来たんだっけ…?え、違くない?」

また、ジャズなど歌詞がない曲でたまにする考え事が、

曲のタイトルやストーリーを想像する

ということ。

曲の前にタイトルを言われると、曲の流れにあわせてどんなストーリーがあってそのタイトルになったのか想像。
たとえば先日のFINNESTライブでは「Down the stairs to the kitchen」という曲がありました。
きっと夜中にこっそりこっそりキッチンへもぐりこんで、夜食のつまみ食いをしたんだろうな…と想像しながら聞いていました。
そうすると、曲の流れに合わせて「あ、今階段を下りてる…食べ物を見つけた!いただきます…!美味しい!」「音立てちゃった…誰か起きないかな」「静かに、静かに…」と、勝手なストーリーが頭の中に浮かんできてとても楽しいのです。

これはオリジナル曲だったので、MCの簡単な説明から完全に勝手に想像しましたが、有名なナンバーで自分がその曲のストーリーを知っていても、曲の場面に当てはめるのが楽しくてついやってしまいます。

「人間は考える葦である」と言うくらい、「考える」は人間の基礎となる部分。音楽が思考に影響を与えるとしたら…人が音楽を好きになるのは、こういうことも関係しているのかな?と思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまた。


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