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素直でいることの大切さ
高校三年生の自分の年始の目標が、「素直、謙虚、笑顔」だった。
あれからもう5年が経とうとしているけど、相変わらず目標というか、意識しているのはこの3つだ。
当時の自分なりに立てた1年の目標、思っていたより達成が難しかった。というか、達成できるものなのかもわからない。
今日友人と、素直であることの大切さについて話していた。
今まで特に頑張ってきたことがあるわけじゃないと不安がって自信がなかった子が、挑戦の選択肢を提示したら素直に取り組んで、少しずつ自信を持ってくれた、という話だった。
反対に、自信はあるけど自分と違う意見を頑なに跳ね除ける人は損しているように見えることがあるね、とも話した。
素直な人は、他人のアドバイスに耳を傾けようとか、新しいものを受け止めてみようとか、そういう気持ちを持っているのだと思う。だからチャンスを掴めるし、経験を詰める。失敗もするかもしれないけれどトータルで見れば経験値が高いのは多分、素直な人だ。
今まで経験してきたこと、今できることよりも何よりも大事なのは、素直でいることなんじゃないかと思う。
その素直さって、どこから来るのだろうか。いい人たちに囲まれて愛されて育ってきたのか、好奇心のままに突っ走って色んなものを吸収してきたのか。それとも、素直でいることの大事さに気づいた人なのか。
前者は無自覚に素直なゆえのもろさだったり、純粋すぎる側面を持ち合わせている気がする。どんな色にでも染まりそうな危うさというか。
後者は意識的に素直でいようとしているから、時には素直でいられずに葛藤したり後悔したりするのだと思う。
私はきっと後者で、今もこれを書きながら自分の素直さはまだまだ足りないと反省している。
「素直、謙虚、笑顔」を目標にして5年。高校生の私が何気なく立ててしまった達成できない目標に、それでも救われて支えられて、今日も素直に謙虚に笑顔で生きていこう。
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