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脳画像×小脳機能⑨ ~”縦”で分ける~

こんにちは。今日は小脳機能と脳画像についてお話させて頂きます。

昨日は
”横で分けた解剖区分Ⅰをより3次元に捉える必要がある”
ということでした。

本日は
”縦で分けた解剖区分Ⅱ”
について、お話させて頂きます。

”縦” で分けた解剖区分Ⅱは
 ①虫部
 ②半球内側部
 ③半球外側部
 ④片葉小節葉

で分けられています。
※片葉小節葉も本来は…
虫部(小節)と半球部(片葉)に分けられますが、分けて考えた方が理解しやすいので、ここでは分けて考えます。

”縦で分けた解剖区分Ⅱ””横で分けた解剖区分Ⅰ”
と異なり、小脳溝で分けられている訳ではありません。

ですので、
虫部と半球外側部のように
”外見上容易に区別できる部分”

半球中間部と虫部・半球外側部のように
”外見上容易に区別できない部分”があります。

まずは大体の場所を理解していきましょう!


では脳画像ではどのように見ていけばよいでしょうか?

みるべきスライスは
 ①中脳レベル
 ②橋上部・中部レベル
 ③延髄レベル
です。

脳画像では
 ①虫部
 ②半球内側部
 ③半球外側部
 ④片葉小節葉

がこのように確認できます。
※グレーの部分は小脳核を示しています。
 小脳核についての詳細は後日します。

このようにスライスにより、確認できる場所には
差があります。
ですので、3次元的に捉えることが必要です。

さて、これで ”横” ”縦” で分けられた
解剖区分の話は終わりです。
解剖区分の説明で一番伝えたいことは

”横と縦を知ることで詳細な場所が分かる”

ということです。

次回からは機能区分の話に入ります。
この機能区分の話を理解しやすくする為には、
今日までの解剖区分の理解が大切であると思います。

また、見直して復習していただければと
思います。
自分も改めて良い復習になりました^^

次回に続く、、、

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