脳画像×小脳機能⑧ ~”横”で分ける【脳画像編】~
こんにちは。今日は、なんと、まさか、脳画像と小脳機能についてお話させて頂きます。
昨日は
”解剖区分Ⅰは小脳溝(第1裂、後外側裂)により、前葉、後葉、片葉小節葉の3つに分けられる”
ということでした。
今日は脳画像に繋げるように実際の小脳の解剖をみながら話していきます。
本当であれば脳画像の中で「小脳溝はここだ!」と
言いたいところですが、 いろんな本や文献をみましたが、
それっぽいのはありますが、同定方法までは
見つけることができませんでした。
もし、知っている方いればコメントで教えてくださいm(_ _)m
大脳皮質とかでは大体の脳溝の同定方法があると思うのですが、、、
もしかしたら一つは脳画像のスライス方向と、小脳溝の方向が重なりやすい向きだからっていうのもあるかもしれません。
(勝手な推測です。)
ということで、できる限り3次元でイメージできるように
実際の小脳の解剖を用いてお話します。
今からお話するのは
小脳を”真ん中で前額状”に
スライスしたものを矢状面からみた図です。
下のスライドでいうと①です。
昨日までお話したように、”第1裂” と ”後外側裂” により
①前葉
②後葉
③片葉小節葉
に分けられます。
どうでしょうか?3次元的に理解できたでしょうか?
より細かく”10小葉”に分けてみると
こんな感じになります。
そして、これからお話するのは
”真ん中から外側にずらしたところで前額状”にスライスしたものです。
このスライスでは片葉小節葉が確認できません。
下のスライドでいうと②です。
そして、こちらも”10小葉”に分けると
こんな感じです。
今日で”解剖区分Ⅰ(横で分ける)”は終わりです。
どうでしょうか?
3次元で理解できてきましたでしょうか?
次回は”解剖区分Ⅱ(縦で分ける)”について
お話します。
縦で分ける解剖区分では脳画像の中で
お話していきます。
僕は当たり前のことを細かく、しっかりと理解することが
大切だと思っています。
”何気なく使っている言葉の定義や分類をしっかりと理解する!!”
これが僕の中で大切にしていることです。
一緒に ”なんとなく分かっている” から脱却しましょう。
偉そうに言っていますが、自分に言い聞かせていますのでお許しください。
次回に続く、、、
皆様のご支援が本当に力になります!常に向上心を忘れません!