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脳画像×運動失調④

こんにちは。旅行継続中です。今日はパンダについて、、、じゃなかった。今日も運動失調と脳画像についてお話していきます。
昨日の投稿の
”言葉の定義 ~身体図式 VS 身体イメージ~”
についても、今日中に追加更新しようと思います!
(多分…)

前回の話は
”小脳は誤差信号を教師として学習を進める「教師あり学習」に貢献している”
とのことでした。

今日は
”小脳がどのように運動をフィードフォワードで制御しているのか”
について、お話させて頂きます。

小脳のフィードフォワード制御におけるポイントは
”内部モデル”
です。
みなさん聞いたことがあるとは思いますが、内部モデルとは簡単に言うと、脳の中のシミュレーターのようなものです。
小脳にある身体図式のようなものです。
もしくは、リトル本田みたいな感じです。ん??

内部モデルには
  ①順モデル
  ②逆モデル
が、あります。

①順モデルとは
”ある運動指令がどのような動作(感覚情報)を引き起こすか”
というものです。

②逆モデルとは
”ある動作を行いたいときに、どのような運動指令を出せばよいか”
というものです。

例えるならば、
後輩の遅刻をなんとかしたい。
②後輩を指導したい!そんな時になんて言ったらよいの?
 ⇒これは逆モデルです。
①「遅刻なんてけしからんぞっ!」って言ったら、落ち込んじゃうかな?
 ⇒これは順モデルです。

※良い例えが浮かべばどんどん変えていきます。頑張ります。

この内部モデルがフィードフォワード制御に大きく関与しています。

このモデルの仕組みに関して(様々な理論がありますが、、、)それぞれ、2つの仕組みを説明します。

逆モデルについては
 ”フィードバック誤差学習理論”
※川人 光男先生が提唱されました。

順モデルについては
 ”最適フィードバック制御理論”
※筧 慎治先生らが提唱されました。

要は、小脳にあるシミュレーターが
こういう動作をしたいなら、こういう指令を出すと良いかもね。
こういう指令を出したら、こういう情報が返ってくるかもね。
という、予測を行うことで、実際どうだったかの比較検証ができて、そこで生まれた誤差を使って修正・学習していくということです。

これは、僕の日常でも結構大切だと思っていまして、
「予測することで”失敗に気付ける”」
と思うんですね。そして、
「失敗に気付くことで”修正ができる”」
と思います。
予測・失敗・修正を繰り返すことが”経験を積む”ということだと信じています。
ただの時間や年月が経過することは、経験ではないと思います。
僕が偉そうに言っている時は、間違いなく自分に言い聞かせているだけですので、おきになさらないでくださいm(_ _)m

次回からはそれぞれの内容について深く掘り下げていきたいと思います。

次回に続く、、、


おまけ
パンダかわいい






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