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実態のない影に惑わされそうになった時に気づいて欲しいこと

才能が開花したり、何かを成し遂げる前には、必ず助走期間があります。しかし、残念なことに、この助走期間の間に走ることを止めてしまう人がたくさんいます。

何か取り組みを始めたとします。例えば、部活動のなかでも、練習前のランニングを始めたとか、練習の日誌をつけ始めたとか、部室の掃除を始めたとか、自分1人で決めて取り組みを始めたことってあると思います。

この場合、大抵やろうと思って行動し始めた直後からだんだん周りの目や評価が気になり始めたりするものです。意に反して、聞こうと思わなくても聞こえて来る声もあります。

たとえ自分の意志に従ってぶれずに行動することが大切だとわかっていても、やはり雑音が気になって心が乱されるものです。かりに周りの雑音などなくても、自問自答を繰り返し、見えない荷物を背負いながら、疲れはててしまうパターンもあります。

でも、実は、この雑音が耳に入り始めて自分自身の決意がぼやけ始めた時が、一番大切な時期なのです。

この大切な時期に気づいて欲しいことがあります。それは黙って応援してくれている人たちの存在です。

「ノイジーマイノリティ、サイレントマジョリティ」
(声高の少数派と物言わぬ多数派)
という言葉があります。

とかく言いたいことを勝手に言う無責任な少数派に気を奪われてしまうことはよくあります。それでも、実際この世の中には黙って成り行きを見守ってくれている人の数の方が多く、多数派なのです。この人たちが声に出さず応援して支えてくれていることに気がつくことは大切です。

一部の意味のない評価を気にしないこと。その一部の人たちに無価値で無意味だと言われたことが多数派だと勘違いして、気持ちにブレーキをかけてしまわないことが大切です。本当は素晴らしい才能、素晴らしい計画なのに実を結ぶ前に、少数の雑音に芽を摘まれてしまうこと、これほど残念でもったいないことはありません。

昨今では、特にSNSのなかの落書きのようなメッセージが市民権を得て、実態以上の影響力を持ってしまっています。実態のない影に惑わされないためには、知に根付いた独自のスタンスを確立することです。

今やっている行動が価値ある行動だと実感するための過程で、是非心に止めて欲しいことは、自分の周りに黙って応援してくれている人たちが、実はたくさんいるということなのです。そして、最も大切なことは、「物言わぬ多数派」の声を想像出来る知力を持つことなのです。それが間違いのない判断に繋がるはずです。

それともう1つ、「物言わぬ多数派」は、あなたが、たとえあなたの思いを途中で諦めた時も、同様に黙って見守ってくれています。またチャレンジする日まで。

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