TDAの各条項でもやっとした理由をうすぼんやり考えてみる。。。落書きのようなもの。
はじめに
前回チップアンドチェアが主催したTDA講習会でいろんな話を聞きながらもやっとした点をふんわり考えてました。
特に気になったいくつかの項について、私なりに理解した内容で書き換えてみたいと思います。
また、いくつかの翻訳について誤りが指摘されています。このため、必要に応じてDeeplを用いた翻訳も併せて載せていきます。
思うこと
TDAの条文を通してみると、いくつかのなんというかわからない違和感があります。
私はこれを以下のような点で感じていると考えています。
新旧の条文が混在しているため、単語の意味が条文によって異なっているかあるいはあいまい。特にマック、キル、フォールドといった、単語に強めに感じます。
条文のお題に沿わない内容が記載されているように思います。もっと整理するとみやすいのになと感じています。
相反する内容があると思います。条件付けがはっきりしていないためどちらにもとれる場合があり、すっと頭に入ってきません。
詳しくない人が書いているのではないかと感じる部分があります。特にMIXゲームについては強く思います。
同じことを色んな条文に書きすぎかなと。ただ、これは参照させない手順としては正しいんだけどちょっともやる。。。
第11条
11: バランシングテーブルとプレイの中断
A: フロップゲームとミックスゲームのバランシングは、BBになるプレイヤーを、シングルBBを含む最も不利なポジションに移動する。たとえ、席が2回連続でBBになったとしてもそのようにする。最も不利なポジションがSBになることはない。スタッドでは、ポジションに従って移動する(ショートテーブルで、最後に空いた席から埋める)。
B: (HORSEなどの)ミックスゲームでは、ホールデムからスタッドにゲームが変わるときは、ホールデムのラストハンドのあとに、次のハンドがホールデムであるときのボタン位置に移動させ、スタッド中はそこに留め置く。スタッドで移動するプレイヤーは、ホールデムのときのBBとする。ホールデムを再開するときは、ボタンは留め置いたところから始まる。
11: バランステーブルとハルティングプレイ
A: フロップとミックスゲームでのバランスをとるため、次にビッグブラインドになるプレイヤーは、シングルビッグブラインドが可能であれば、その席が2回ビッグブラインドになるとしても、最悪のポジションに移動します。最悪のポジションは決してスモールブラインドではありません。スタッドオンリーでは、プレイヤーはポジションごとに移動する(ショートテーブルで最後に空いた席が満席になる)。
B: ミックスゲーム(例:ホース)では、ゲームがホールデムからスタッドに移行した場合、最後のホールデムのハンドの後、ボタンは次のハンドがホールデムだった場合の位置に移動し、スタッドの間はそこで固定されます。スタッドで移動したプレイヤーは、そのハンドがホールデムであればビッグブラインドになるプレイヤーです。
ホールデムに移行すると、ボタンがフリーズしていたところからスタートします。
ここでは(ex.HORSE)が例か除外かという翻訳上の指摘がありました。
内容を鑑みればこれは”例”でしょう。
Deepl翻訳はいまいち(*´Д`)ただ、(例:ホース)は正しそうです。
この条文、内容は本当に単純な話なのに、わかりづらく、特にMIXに関する部分はほとんどが必要のないことです(ボタンを留めおくことをここで事細かに説明する意味はあるのか?)
C項はそのままで、D項は”この条項では”不要と判断しています。なので、条項としても”バランシングの手続き”について記述しています。
改変するA項及びB項について以下のようにするといかがでしょうか?
11: 複数テーブルにおけるプレイヤー数の均一化(バランシング)
本項では複数テーブルにおけるプレーヤー数のバランシング手続きについて記述する。
A.ボタンを使用するゲームのみの場合において(含むMIXゲーム)バランシング手続きを行う場合、次にBBになるプレイヤーを、シングルBBを含む最も不利なポジションに移動する。手続き中、たとえ該当のプレイヤーが2回連続でBBになったとしてもそのようにする。最も不利なポジションがSBになることはない。
A-2.スタッドゲームにおいては、移動先の埋めたいシートと同じシートに座るプレイヤーが移動の対象となる。
B.(HORSEなどの)ボタンを利用するゲームとスタッドゲームが混在する場合、移動元がボタンを用いるゲームである場合、項Aと同様の手順となる。
移動元がスタッドゲームであった場合、留め置かれたBBのプレイヤーが最も不利なポジションに移動する。
第13条
13: カードの開示、勝利したハンドの無効化(キル)
A: 適切な2枚の開示は、1) テーブルの上ですべてのカードを表向きにし、2) ディーラーとプレイヤーがはっきりと読むことができるようにすることである。「すべてのカード」とは、ホールデムは2枚のホールカード、オマハは4枚のホールカード、7スタッドは7枚すべてのカードを指す。
B: ショーダウンにおいてプレイヤーは、読まれるまでハンドをプロテクトしなければならない(第65項も参照)。すべてのカードを完全に表にせず、自身が勝ったと思ってマックをするとき、その行動は本人のリスクとなる。ハンドが100%取り戻すことや識別ができず、TDが明確には読みとれないと判定したときは、そのプレイヤーはポットを得る主張ができない。ハンドが十分に開示されたか否かに関するTDの判定は、最終である。
C: 適切に開示され、明らかに勝者であるカードを、ディーラはキルできない。
65: 誤ったキル/反則/エクスポーズとされたハンド
A: プレイヤーは、ショーダウンのときに判定を待つまでのあいだも含めて、自身のハンドを常にプロテクトしなければならない。ディーラーが、誤ってキルしたり、TDの判断でキルしたりして、100%の確実性を持って特定できないときは、プレイヤーはいかなる処置も受けず、ベット分を取り戻す権利もない。プレイヤーがベットやレイズし、まだコールされていないときは、そのベットやレイズ分のチップはプレイヤーに戻される。
B: 一度キルされたものの、それが特定可能であるとき、カードが開かれてしまったとしても、プレイの続行は可能である。
イライラポイントが詰まった条項17です。最初に書いたようにマック、キル、フォールドがどうも各ポジションによる統一されていないと感じています。ここでは以下のように設定したいと思います。
フォールド:プレイヤーの動作。ホールカードや看板を伏せるまたは伏せる意思表示(主に前に差し出す行為)あるいは”フォールド”、”ダウン”などディーラーがフォールドと認識できる発声。ディーラーがフォールドしたと認識している。
マック:プレイヤーの動作。フォールドする意思表示の一行動。主にホールカードや看板を伏せる動作。ディーラーがフォールドと認識しているかはわからない状態(いわば、フォールド処理の途中)
キル:ディーラーの動作:ディーラーがフォールドを認識し、フォールドに必要なすべての処理が終わった状態。通常、この時点でハンドを回復できない状態になっている(廃棄したカード山に入っている)
上記を踏まえおかしな日本語も回収するとこんな感じ。結構読み替えているのでこの項は反論があると思う。
13: カードの開示手順におけるプレイヤーの義務と誤った処理の回復
本項ではプレイヤーがハンドを開示すべき時点での開示手順について記述する
A-1: プレイヤーは自身のハンドを開示する必要があるとき、速やかにすべてのカードを表向きにし、テーブルでディーラーと全てのプレイヤーがはっきりと認識できるように置かなければならない。
A-2.プレイヤーはショーダウンにおいて、判定が完全に終わり、勝者以外のハンドがキルされるまで自身のハンドをプロテクトする責務がある。
B.プレイヤーが自身の責において、上記の手順を行わなかったとき、ポットの喪失を含むすべてのリスクはプレイヤーが負う。
ハンドの開示が十分になされたかの判定が必要な場合はTDが行い、それは最終的なものとなる。
C: 適切に開示され、明らかに勝者であるカードをマックすることはできない。誤ってキルした場合、TDはできる限りの回復を行わなければならない。
(第65条を参照)
補足 第65条
第65条は主に誤った処理の話ですが、ここでも同じことを記述してますのでばっさりと。というかエクスポーズとされたハンドってどこに書いてるんだ?
65: 誤ったハンドの無効化(キル)
本項は誤ってハンドを無効化(キル)した場合の処理について記述する。
A: ディーラー、フロア、TDの錯誤によりキルしたハンドの100%の回復が困難な時、そのプレイヤーに対する処罰はない。
直前のベットやレイズしたチップは、キルされた時点で有効なSAが発生していなければ戻される。
B: 誤ってキルされたハンドが100%の回復により復活するとき、それらのカードが開示されていたとしても、プレイは続行される。
りえぞ 2022.6.28
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