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市街地で耕作するのって大変かも⁉️

こんにちは、じじい不動産営業マンです。
最近脈拍が落ち着いていて、少々お酒の量が増えてしまいました。元々お酒は好きな方で、若い頃(どの位前の事か自分でも言ってて恥ずかしい^_^)
は結構な量お酒を飲めたのですが、近頃はめっきり飲めなくなりました。まあ健康を考えてセーブしてる事もあります。

さて今日の本題ですが、「市街地で耕作するのって大変かも⁉️」について書いてみたいと思います。実は私元々田舎の生まれで、小さい頃は畑と田んぼに囲まれて過ごしていました。私が不動産業に携わった20年前でも、すでに田舎の畑や田んぼでさえ耕作がしにくくなっていました。住宅街の真ん中で田んぼの畝をおこすのにトラクターで作業をするのにも、元々土着の農家の方が新しく越して来た新築戸建ての住民の方達に気をつかいながら作業をしなければならなくなっていました。実際に耕作をしている方からよく聞くのですが、広い耕作地にゴミや空き缶を投げ捨てていく方も残念ながら少なくないそうです。
そんなわけで、市街地で耕作するのは想像以上に大変なのが現実のようです。

ところでみなさん、市街化農地の分類として、生産緑地という制度をご存知でしょうか?1972年に主として都市部に設けられた制度で、30年間自分が所有している市街化農地で農業を継続する事を前提として、生産緑地に指定された農地は固定資産税を大幅に安くするという制度です。

ご存知の方も多いかとは思いますが、市街化農地は、実は固定資産税がとても高いんです😱😱

街の中心部にしか耕作地を持っていない農家の方の、農業継続の対策として設けられた制度という事みたいです。ついこの前、2022年にちょうど区切りの30年を迎えたため制度の一部見直し・改正が行われました。

主要な改正点ですが、そのまま生産緑地を継続するか否か決めましょうという事と、継続する場合の細かい要件が3種類に分けられ、所有者様が選択できる様になったという2点が主要なポイントでした。

何故この様な見直しが行われたかの理由ですが、
おそらく相続税との関連が大きいと推測します。
市街化農地で農業を続ける為に、固定資産税を大幅に安くしますという生産緑地の制度ですが、
その土地の所有者が亡くなられて、相続が発生した場合はどうなるのでしょう?
何と何と、農地ではない土地と、殆ど同じ様に相続評価されるのです‼️

相続税の評価は路線価といって、国税庁が定めた1㎡あたりいくらという金額で決まります。
都心部では1㎡あたり10万円位は当たり前に有り得る為、(私の今住んでいる辺りは1㎡あたり20万位です⁉️) 例えば1,000㎡の農地なら、それだけで1億円の評価になります。これは税額では有りませんが、仮に20%課税されたとしたら、それだけでも2,000万円の相続税を支払わなければなりません。農業を継続する為に選んだ生産緑地制度なのに、続けられなくなると莫大な相続税に苦しめられる。やめるにやめられないという、本末転倒な状況の農家さんがたくさんいらっしゃいますし、これは現実です‼️

改正が有ったとはいえ、制度的矛盾はあまり解消されていません。

そんなわけで、市街地で耕作するって大変かも⁉️
いや❗️大変です。
食料自給率とか色々取り上げられてますが、まず足元の政策を見直してほしいですよね^_^
愚痴っぽくなって反省😨😨😨

次回は売買の時あるある⁉️
について書いてみたいと思います。最近好き❗️とか稀にもらえていましてとても嬉しいです。

良かったらリアクションお願いしますね❗️

それではまた🫡

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