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生産性のないわたしたちは。

人の言った事しかできない人間は、生きる術がなくなり、そして1人ぼっちになるかもしれないよね。って話。
きょうも、自分に言い聞かせるよ。

24歳あたりで河下さんをスタートさせてから、もう3年目。27歳になるまで半年を切ったわけだけど。
この歳になってくると「可愛い」だの「巨乳」だの見て呉れだけではどうしようもなくなってくる。

今までは与えられたことを淡々と(だけどとびっきりの笑顔で)消費していくだけで良かった日々だけれども
見た目というのは劣化していくもので、そんなものにいつまで縋ったとしても需要がなくなっていく。

そして需要がなくなった私たちの前には
2つの別れ道が出てくる。

1つ目は、需要のある場所。
今いる場所よりさらに下層へ行くこと。
(言い方とても悪いけど)
分かりやすいのが、グラビアをしている子が年齢もしくはDVDリリース枚数を重ねる毎に、さらに水着を小さくし着エロなのかAVなのかボーダーラインスレスレの仕事をこなす。
これは「年齢を重ねた上での、大きな水着を着た自分」は需要が少なくなり、消費するだけの日々を過ごしたいが為に、そして、周りにチヤホヤされたいが為に、過激になり自分の思う人生とはどんどん離れていくパターン。
(だからリリース2枚目あたりから、自分の想定していた立ち位置になっていないにも関わらず、過激な事を要求され、とことん病む子が多くなるよね)


2つ目は、生産性を見出す。
消費する側から、生産する側へ。
ある一定の年齢になると、裏方へまわる人が多いのもこれを選んだからなのだと思う。
(そりゃ夢叶わずで悔しくも選ぶ人の方が大半なのかもしれないけど)
いつまで経っても、消費しかできない人間は能無しと判定されついには捨てられる。
なぜなら、消費だけが出来る人間など、自分よりも好条件で腐るほどいるのだから。

ならば、そこに「生産性」をつけるとしよう。
にっこり笑うだけの可愛い18歳
企画提案・衣装手作りができる26歳
おそらく前者は、企画者の条件にあった場合にのみ採用されるだろう。
しかし後者は年齢が上であったとしても、企画提案ができ、その上衣装も作れるということで、各所にアプローチをかけられるどころが、他者のプロデュースまでできる可能性がある。

生み出すということは、容易い事ではない。
さらにそれが他者へ「面白い」と思ってもらえるなんて奇跡に近い事ではあるが、生み出す努力をすると言うことは、消費するだけの人生に比べると随分と「楽」だ。

なぜなら生産者は「新しい自分のアイディアに希望が持てる。そしてそのアイディアはもしかすると思いもよらない事で多数の人たちに、幸せな時間を共有する事ができる可能性がある」
しかし消費者は「誰からも手を差し伸べてもらえなくなり、その原因は劣化していく自分にあると、嫌気がさし自己嫌悪に陥り、そして病んでいく道しかない」のだから。

もちろん、生産者へまわったとしても自分の才能が見出せず、なかなか陽の目を浴びることができず「不幸」を感じる事の方が多いかもしれない。

それって、本当に不幸かな?

ただただ、消費したいのに、自分と世界には既にズレが生じていて、誰からも何も与えられず、飢えで苦しむ人生よりも

自分に希望を見出して、自分を信じて、自分自身を愛して、私は私に何かを齎すことのできる人生の方が幸せだとおもう。

だから私は、数年前から、きっと自分の人生に何の役にも立ちそうにない撮影会への出演を辞めた。
(撮影会も今出ている子も悪く言っているわけじゃないよ。ただ私の人生には必要ない)

そして、5月の舞台が終わってから仕事依頼を全て断り、Eメールアドレスも消した。
私は、消費するだけの人生ではなく、ちがう場所で、生産者にまわりたいと確信を持ったから。

わたしの「生産者」として確立できるチャンスは年に大きいもので2回ほどしかないので、何年かかるか分からないけれど、ここから何年も生産性のないただずるずると消費していくだけの、何も残らない人生よりかはマシなのかな。とおもう。

何より、外見にとらわれず、自分の中にある何かで世界と勝負出来る可能性がある事。
それが今、とても嬉しくおもう。

もちろん君も、何もないと思っている君の中にも、世界と戦える術は絶対にあって。

それを探すのが怖いとおもう君の気持ちもとても理解できる。

私も正社員として働いていた時期があって、毎日同じ人、同じ仕事、同じ時期に書類をまとめて、同じような日々をずっと過していた。

もし、君の今の人生が、私と同じように「毎日の同じ事を繰り返しているつまらない日々」と感じているのならば
何で、自分の人生はこんな、、、って思うのならば、君を君が幸せに出来る術は絶対にまだ隠れているよ。

遅いとか早いとか、そんなん関係ない。
人生って、タイミングがあって、いま泣いている君も、きょうも愛されなかった君も、あしたも嫌いな君も、誰かをまつだけの人生なんてもったいないよ。

くやしい気持ちって、1番君を動かせるから。

くやしい気持ちを持ったまま、君も君自身と向き合って、きみの世界を愛せるタイミングを一緒に待とう。長い人生の中で。

私は、もう、劣化が怖い人生なんて嫌だよ。


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