1周年を迎えたThreads&インドでは大人気の国産SNSが有ったものの…。
Xの対抗馬として誕生したThreadsですが、リリースから1周年を迎えた現在はどうなっているのでしょう?
Threadsを運営しているMeta社のCEO・マーク・ザッカーバーグ氏によると、Theradsは月間のアクティブアカウント数が1億7500万を超えているみたいです。
Threadsはちょうどほぼ1年前となる2023/7/5にサービスが開始され、そこから僅か5日でアクティブユーザー数が1億人を突破するなど、最初は国内外でテキスト系SNSのシェアが大きく変動するのではないかと思われていました。
しかしThreadsのサービスを開始する契機となったXの閲覧制限も徐々に解消へ向かい(それ以降はXで大きな閲覧制限が行われる事も無くなりました)、またXで利用できる機能の一部がThreadsには備わっていなかったので、その後は一気にユーザーの増加が鈍化してしまいました。
さらにサービスの開始直後は著名や有名人や企業が続々とThreadsにアカウントを開設して行ったたものの、こちらもXなどと比較してフォロワー数の伸びが鈍かった事から、最近はYahoo!みたいにアカウントを閉鎖してしまった所も現れています。
特にこのような最速で情報発信を行うのにSNSを活用している企業にとっては、アクティブアカウントやフォロワー数が少ないSNSで発信を続けるのは、幾らサービスの利用料が無料であっても期待していた程の効果が得られず、ユーザーの多くも情報が充実しているXに留まりながらThreadsを併用している人が多かったので、以前みたいなXでの発信に再一本化した方が最適だと判断したのでしょうね。
加えて国内ではそれ以外の企業も海外とは異なりXの利用や発信を取り止めた企業はほとんど聞いた事が無く、Threads自体も今後はXがほぼテキスト系SNSのシェアやネットワーク効果を抑えている日本よりもむしろまだテキスト系SNSが普及しておらずネットワーク効果も十分形成されていない国や地域への展開にシフトして行く可能性も考えられます🤔。
その1つがThreadsのサービスが開始した直後に国別のアクティブユーザー数が最多となったインドですが、実はThreadsのサービスが始まる前にもインドではXの対抗馬だったSNSが存在していました。
こちらのKooというSNSは2019年にサービスが開始され、アクティブユーザー数は国内外で約900万人以上、評価額も一時期3億ドル(日本円で450億円)まで到達していましたが、それでも資金難となった上に他の企業への売却も頓挫してしまい、サービス停止へと追い込まれてしまいました。
SNSはやっぱりある程度アクティブユーザー数を増やす事ができても、それに見合った投稿管理や広告収入が無ければ、やがて行き詰まってしまいます。
以前もお伝え致しましたが、イーロン・マスク氏の旧Twitter(現X)買収によって登場した代替SNSも一部で淘汰が始まっており、Threadsと同じく有力な代替SNSだったBlueSky Socialも運営に携わっていたジャック・ドーリー氏が離れるなど先行きが怪しくなって来ています。
ThreadsもXからユーザーを奪う事ばかり考えるのでは無く、ユーザーが求めている機能を追加しながらXでは楽しめないコンテンツの充実やコミュニティの形成に努めて行った方が良さそうな気が致しますし、加えてMeta社は全世界で10億以上のアクティブユーザーが居るInstagramも持っていますから、そちらとの連携をさらに進めて行くのもアリでしょう😀。
果たしてThreadsの2年目はどうなって行くのか、そして国内外のテキスト系SNSのシェアに変化が生じる事は有るのか、今後も各SNSの動向には注視して行きたいと思います🙂。
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