見出し画像

X まずは新規ユーザーから有料化か? その一方で撤退する代替SNSも…。

とりあえず現行ユーザーは当面無料で利用できそうですが…。
X(旧Twitter)は悪質なボットの撲滅を進めるため、今後新規でXのアカウントを登録するユーザーを対象に、少額の課金制度を正式に導入するみたいです。

Xは去年の秋からフィリピンとニュージーランドの新規ユーザーに対して、投稿やいいね❤などを行うには年間1ドル(日本円で約150円)の支払いが必要になるという課金制度を試験的に導入していました。

今回の課金制度はおそらくこの試験結果を踏まえた本格導入となりそうですが、課金が必要な期間は年間から3ヶ月間に短縮され、その期間が経過したら以降は無料で利用できるようになるみたいです。
何時から導入されるのか、そしてこの3ヶ月間でどの位の課金が必要になるのかはまだ不明ですが、現行のユーザーは当面は従来通り無料で利用できるので、今回の課金制度導入に伴う影響は今の所限定的にはなりそうです。

しかし新規のユーザーに対して少額かつ短期間でも課金が必要になるという事は、今後ユーザーの拡大に悪影響を及ぼす可能性が高いですし、そもそもこの課金制度だけで本当に悪質なボットを撲滅できるのか疑問に思っている声も多いです。
それでも日本ではビジネスでXを活用しているユーザーも多いので、今回明らかになった課金制度はある程度受け入れられるかもしれませんが、海外ではユーザーの減少がさらに加速する要因になってしまうかもしれませんね🤔。

またイーロン・マスク氏がTwitter(現X)を買収してからは、イーロン・マスク氏が行っている改革に反対してXを離れて行ったユーザーを取り込もうと様々な代替SNSが国内外で登場致しました。
FacebookやInstagramを運営しているMeta社が始めたThreadsや元Twitterの開発を行っていたジャック・ドーシー氏が始めたBlueSky Socialは国内外で話題となり、以前から分散型SNSとして有名だったMustodonなどもユーザーが増加致しましたが、その一方で十分なユーザーを取り込めていない中小の代替SNSも少なくは無く、特に元Wazeのノーム・バーディン氏が運営していたPost Newsは今後数週間以内に閉鎖すると発表しています。

このような動きがさらに広がるのかどうかについてはXの動向にも左右されるのでまだ分かりませ
んが、過去にも旧Twitterに対抗して始まったものの、ユーザーの伸び悩みや投稿管理の行き詰まりなどによって淘汰されてしまったSNSは多かった上に、Xを離れたユーザーの受け皿となっている代替SNSの中には個人が運営している所も多いので、ちょっと今後が心配では有りますし、さらにはそれらのSNSが持っている独特なカルチャーの影響で敷居が高くなっている所も少なく無く、そのような所は特にこれからSNSを始めたい初心者のユーザーが入り難いといった問題が有ります。
加えて代替SNSは多くの法人・企業からの協力や支援も期待できなさそうなので、このような代替SNSを利用する時はそのような事も頭に入れながら使って行きたいですね😀。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?