任天堂もソシャゲ縮小?ポケ森のサービスが終了へ
スマホ向けのソーシャルゲーム市場が縮小し続けて行く中、任天堂もそこから徐々に手を引いて行く事になるのでしょうか?
任天堂は2017年の秋からサービスを提供して来た「どうぶつの森 ポケットキャンプ」(通称ポケ森)のサービスを11/29の午前0時をもって終了し、買い切り型の有料アプリへ移行させると発表致しました。
ポケ森はMiitomo(2016年3月サービス開始〜2018年5月サービス終了)、FEヒーローズ(2017年2月サービス開始)に続く任天堂発のスマホ向けソーシャルゲームとして2017年11月にサービスが開始されました。
サービスの開始当初はキャンプ場のオーナーとなった主人公がどう森シリーズに登場するキャラクターの為に素敵なキャンプ場を造って行くという内容だったのですが、アップデートを重ねる毎に色々な家具が追加され、最近はどう森の本編にも劣らない程のお部屋コーデも楽しめるようになった他、さらにはポケ森に登場するキャラクター達と一緒に写真が撮れるAR撮影機能や月額料金を支払ったら様々な特典が受けられるポケ森友の会など、他のソーシャルゲームではあまり導入されなかった機能やサービスを展開していたのもポケ森の特徴でした。
今回ポケ森はサービス開始から7年という節目で幕を降ろすという事になりますが、合わせて買い切り型の有料アプリが同時期にリリースされる事も発表されました。
この買い切り型の有料アプリを購入すれば現行のセーブデータをそのまま引き継ぐ事ができるみたいですが、課金要素は一切無くなりオンラインにも対応しなくなるので、現行のポケ森で利用できるフレンド機能なども廃止となります。
どう森でのオンラインサービスは3DSでリリースされていたとび森も今年の3月に使えなくなり、続いてポケ森のサービス終了も発表された事から、今後はスイッチでリリースされているあつ森へ集約されて行く事になりそうですね🤔。
またサービス終了の理由についても任天堂は明らかにしていませんが、ポケ森はおそらく2017年のサービス開始直後と2020年3月のあつ森発売直後にそれぞれピークを迎えたと推測されます。
そしてここから徐々にアクティブユーザーが減少し課金額も落ち込んでしまったのでサービス終了が決まったと思われますが、任天堂に限らずスマホ向けのソーシャルゲーム市場は全体的に縮小しつつありますから、任天堂もこれを機に将来性が見込めないソーシャルゲームを一気に見直して行くかもしれません🤔。
実際任天堂発のソーシャルゲームはポケモン関連を除けば2021年10月にサービスが開始されたピクミンブルームを最後に新作のリリースが無く、一時期本命だと言われていたマリオカートツアーも新コースなどの追加が2023年の秋に終了するなど先行きが怪しくなっていました。
加えてこないだ任天堂が発表した2024/4〜6月の連結決算でもモバイル関連の落ち込みが顕著でしたから、これもポケ森のサービス終了を決定付けた可能性が有りますし、任天堂が展開している他のソーシャルゲームも何時終焉の時を迎えるのか予断を許さない状況になって来たのは確かでしょう。
同業他社よりも少し遅れる形で2016年にサービスを開始したMiitomoからスマホ向けのソーシャルゲームに参入した任天堂でしたが、それから10年が過ぎるのを待たずに大きな転機を迎えそうな気が致します🤔。
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