子どものための哲学対話
子どものための哲学対話というタイトルだけれど、50歳になったばかりの私にもおもしろく読めた本でした。
ぼく 「哲学って、それなに?」
ペネトレ「つまり…、勝手にやる学問のことさ。」
ぼく 「自分で勝手にやるって独学って意味?」
ペネトレ「ちがうよ。すでにある学問をひとりで勉強していくんじゃなくて、問いそのものを自分で立てて、自分のやりかたで、勝手に考えていく学問を、哲学っていうんだよ。」
人間はなんのために生きているのか?
学校には行かなくてはいけないか?
友達は必要か? などなど…。
この本の中にも、他のたくさんの本や映画や音楽、ドラマや漫画、教科書でもよく見かける問いたち。それを自分のやり方で勝手に考えていってもいいんだよ。それが楽しい遊びにもなるんだよって、改めてそんなメッセージを受け取った本。
ぼく 「勉強でない学問もあるんだね。」
ペネトレ「学問は、本来、勉強なんかじゃないさ。この世でいちばん楽しい遊びなんだよ。」
そう。そして、本を読むことも、こうして読んだ感想を書いたり、人と本を挟んでいろんな話をすることも、楽しい遊びなのだ。
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