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PdMとしてプロダクト兼任することになったので1+1を2以上にしていきたいと思った話


これは Mobility Technologies アドベントカレンダー2021の11日目の記事です。

こんにちは。Mobility Technologiesでプロダクトマネージャーをやっていますmiyamoです。

はじめに


私は長らく、タクシーアプリGOのなかのタクシー乗務員向けソリューションのPdMをやっております。どうやったらタクシーの売上があがるのか、どこにお客様がいるのかをAIが予測してタクシーをお客様のところに導くというアプリです。「お客様探索ナビ」というプロダクトです。
最初は本当にAIの予測はあたっているのかという検証から入り実証実験を繰り返し商用化までこぎつけました。そこから徐々に販売を伸ばしているところです。

改善のための課題は諸々あるものの、ガッツリ開発うおりゃーーー!!
なフェーズは過ぎてちょっと落ち着いてきましたので、DRIVE CHARTという、AIをつかって安全運転支援をするAIドラレコのプロダクトマネジメントも兼任することになりました。
弊社、Mobility TechnologiesといえばタクシーアプリGOの会社っていう認知が強いかと思いますが、それだけではないのです!

最近ではPdMも複業されてきている方が増えましたので、複数のプロダクトのプロダクトマネジメントされている方も多いかと思いますが、
私はここ3年ほど、1つのプロダクト一筋といった状況から、兼任となりましたのでその所感など書きたいと思います。
まずは、とにかく兼任するからには、1+1=2以上にしたいと思って取り組みました。
ちなみに、この2つのプロダクトは組織的にはまったく別です。開発もBizも。ですので人間関係・信頼関係の構築から挑みました。

1+1=2以上にするために心がけたこと・実践したこと

その1 どんな共通点があるのだろうと考えてみた

兼務はじめてみて、ものすごい共通点に気づきました。
プロダクトの概要からだと、「AI」がらみプロダクトであることが共通点のようにみえますが、プロダクト観点からはそこはそうでもない。
プロダクトの目的も違うのですよ、かたやタクシーの売上最大化、かたや安全運転して事故を減らすこと。
では、何が共通かというと、プロダクトをちゃんと正しく使って効果をだすために管理者からドライバーへの指導がめっちゃ重要だということ。

管理者の指導

「お客様探索ナビ」ではタクシーの売上をあげるために、どのルートを走ったらよいかをドライバーに示します。しかし、そのとおりに走るかどうかはドライバー次第っていうのが難しいポイントです。管理者の方にナビの指示どおり走るような指導をお願いをしています。

DRIVE CHARTでは各ドライバーが脇見や一時不停止などリスクある運転をしているか見える化しています、それを直すように指導するのは今は管理者の役割になっています。

売上があがる、リスク運転の見える化といったプロダクトの本質的価値を出した上で、プロダクトの効果を発揮するための管理者からの指導をいかに上手くやるか、両プロダクトもこの課題に挑んでいるところです。

こういった同じような課題を抱えていて、それを同じプロダクトマネージャーが対応するというのは、とても効率的、一粒で2度美味しい状態をつくれるな、と思ってがんばっているところです。

その2 鳥の視点と、強い想い入れ

「お客様探索ナビ」は生みの苦しみから味わった、我が子のようなプロダクトです。愛着や想い入れが強いのは良い面もありますが、視野が狭くなるマイナス面があらわれてしまうこともあります。
一方、DRIVE CHARTはローンチして2年ほどたち成長期真っ只中でJOINし、かつ兼任ということで一歩引いて俯瞰して冷静にプロダクトや今の状態を見ることが比較的できています。ただ、自分ごと感が足りていないか?と気になることも。
自分ごと感の強い想い、冷静な鳥の目視点、いま必要なのはどっちだと常に考えて思考を切り替えることができるようになってきました。
実際に兼務という状況になってこそ得られた思考の切り替えだと思っています。

その3 じゃないほうのプロダクトの相談をしてみる

ちょっと煮詰まったときに、別のほうのプロダクト関係者に相談してみる、ということをしてみました。
結果、中の人じゃないからこその冷静なコメントをいただくことができました。おお!新鮮なコメント!という感じで。
それぞのプロダクトに両方ともふどっぷり浸かっているからこそできる相談だなーっと。関係ないプロダクトのほうの相談にのってくれた方に感謝!

総括すると

兼務してみて1+1を2以上にするよい相乗効果だせています!
3年ほどどっぷり一つのプロダクトに集中していたので、兼務という形で新しいプロダクト、新しい組織での挑戦ができているのも刺激になってよいです。
個人特性としても比較的多動性のあるほうでいろんなコトに関わって首突っ込むのも好きなので、本業で兼務できているのはよいなあと思っています。

兼務のツラミ

一方、兼務ならではのツラミとしては、会議が多い会議が多い会議が多い。
定例は×2で、これは効率化できていない・・・。
この課題はまだいまのところ解決の糸口が見えていないですね・・・。

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