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すぐとれ茶

「すぐとれ茶」というものを使ってみました。
すぐ収穫できるお茶、ではないですよ。

育休なのをいいことに、調子こいて金髪にしたものの、年度末で退職や異動になる方に挨拶に行くため、一時的にお利口さんな髪色にしたくなったのです。

すぐ取れる茶色→すぐとれ茶。

「すぐ」と言っても、毎日シャンプーしているうちに徐々に色落ちして、元に戻るには数週間かかるみたいです。

いやはやしかし。

うぇーい、夏休みだー!
うるさい先公としばらくオサラバだぜー!
金髪にしたるぁ~!
げ!来週登校日あんじゃん!
やべー!

みたいな、イキッた学生さんが主なターゲットなのではないかなと思われる商品を、アラフォーになって慌てて使う私。

若いとき、内心「バカじゃないの?」と思っていた、校則を破ることに時間とお金を使ってスリルを楽しんでいるような人たちと似たことを、今になって楽しんでいます。

育休とは一体。

せっかくだから今しかできないことをしておきたい、と思っているのは確かだけれど、それでしていることが金髪からの「すぐとれ茶」。

我ながらちょっと、滑稽。

滑稽なんですけれども、「しのごの言わずやってまれ!」というモードなのも確かです。

やってもみないで「バカじゃないの」って言ってばかりのときよりも、バカみたいなことをやれるだけやっておきたいです。

「わかってたけど、やっぱ、バカバカしかったわー!」と笑える大人でいたい。

別に誰のためでもないけれど、心にカスを溜めないで、経験値や話のタネを増やせそうだからです。

「すぐとれ茶」で、一ヶ半ぶりにトーンダウンした髪色。
絶妙なアッシュっぽい色味で、予想外に気に入っています。
まだ知らない、私に似合うもの、たくさんありそうな気がして、ワクワクしている春の夜です。

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