やっぱりテレビ好き⑮松ちゃん「ワイドナショー」やめるってよ

2月も終わってしまう。
記憶がだいーぶ怪しくなってきたが、年末年始の番組について。
すでに春の改編の話題も耳にする今日この頃。それにしても、日テレ朝の新番組武田アナ問題といい、ワイドナショー松本降板?といい、正式発表前に情報が漏れたとして、イチ視聴者としてはなにも喜ばしいことではないのだけれど。4月になり番組が始まれば分かることだしな。そんなニュースは結局のところネットのアクセス稼ぎに思えて(NHK朝ドラや大河における情報小出し作戦も?)なんかモヤモヤする。
気を取り直して、年末年始の振り返り。

1NHK紅白歌合戦
年末といえばこれ。せっかくのゴージャス番組なのに、前半のほとんどが歌合戦ではなくダンス合戦だったのが残念。いっそのこと第一部はダンス(坂道グループも)でまとめて、21時から「歌」合戦にすればいいと思う。ジェンダーを考えると男女で勝敗ってやつも難しいはず。毎年、物凄いお金や人の手間がかかっている番組だと思うから、21時以降は「歌」を楽しむだけのシンプルな番組でいい。なんとかして毎年続けて欲しいと思う。MISIAの生歌で年が越せるというだけで十分幸せな私なのだから。

2NHK「あたらしいテレビ」
毎年見ているNHKの正月特番。確か以前は「新春テレビ放談」とかいう番組名だった。かつては元、日テレ土屋Dも出てた。今年も司会は佐久間D、そして令和のラジオスター(!)パンサー向井さん。
番組後半のTVスタッフ(若手?)の座談会の印象が強すぎて、他の内容が思い出せないほど。私が共感した点は二つ。
①ツイッターの反応に左右されすぎる、
ということ。番組内で「世界トレンド一位です!」って言われても 毎回違和感があったんだよな。SNSをほとんどしない私だけど、twitterって全世界網羅していない(中国とかトルコとか)んじゃね?もしかすると日本人だらけのSNSだったりして?なんて思っている。視聴率を競う感じと同じで 「話題になる」を数字で競うのが私には苦手。若手スタッフさん曰く「twitterの反応におじさんたちが 一喜一憂している」と言っていた。数字で結果を、ってやつは、マーケティングが入ってきてからのテレビの典型なのかもしれないが。
②成立する、について
これよ、これ。はちゃめちゃタケちゃん(ビートです)や、とんねるず、ダウンタウンで育った私は、ここ20年のカンペバラエティーに少しモヤモヤしている。そうか、「成立」させなくてはいけないから 企画書や台本がありカンペありなのかも、と考えた。年のせいか 昔の名残か 編集まみれの「イッテQ」「夜更かし」よりも生放送の「午前0時の森」のほうが落ち着く。生放送で「成立」させるのは難しいんだろうけど。すべての番組が「成立」したら それはもう寸劇のような作り物にしか見えなくなって、バラエティーを楽しめない気がする。
そういえば先週、BS日テレ「DAISUKI」特番をたまたまみたら、中年3人が淡々と旅をしていた。スペシャルゲストはシッワ皺の見栄晴おじさん。テロップも少ないし CMの後は・・(キラキラモザイク付きで)のようなダイジェストも少なく おばさんにはとても見やすく、楽しめた。
マーケティングがあるから夕方~ゴールデンはグルメとクイズばかりなのかとふむふむして、中高年に見やすいBSのゆったりした番組には健康食品やリバースモーゲージのCMがついてくるんだな、と再認識。それでもラジオの「過払い金」「着物買い取り」CMの嵐よりはマシかも。

3「ぼかぼか」と「ラヴィット」
2021年の番組開始からみている「ラヴィット」だけど、日によってはネタ披露と、ゲーム対決のオープニングにおばさんは朝から少々疲れ気味。リアルタイム視聴者よりもTVer視聴者の方が多いのかしら?マーケティング的にTVerの数字が余程大事なんだろう、リアルタイム視聴者は寂しい気持ちになる。ただ視聴率0%?と噂された放送開始当初からの曜日レギュラーメンバーがほぼ全員、今なおレギュラーなのが嬉しい。丸山さんが出産でお休みしているだけで、怪しげだった兼近も出演続けているし。
レギュラーメンバーの緩い感じを楽しんできた私には、それとは対照的に、ゲストやネタ披露の芸人さんがグイグイくるのが、朝から少ししんどい。ついテレビボリュームを絞ってradikoにしてしまうくらい。先月だったか、鶴瓶がゲストの時はネタ披露が山田雅人(同じく松竹?)で、しっかりとネタ披露。あれ?ラヴィットって情報番組だよね?
気が付けばスタジオ出演者も1.5倍くらいに増えていて、川島さんも大変だろうと思う。是非「ラヴィット」にはもう少しスリムになって、情報(これ大事!)番組として続けて欲しい。
1月開始の「ぽかぽか」、神田アナもハライチ(どちらかといえば岩井のほう)も好きだから時々拝見している。ただふと「ごきげんよう」にみえて、ライオンの着ぐるみを探している自分がいる。野呂&菊池の昼飲みは楽しそうで継続して欲しいが、目を細めたら「グータンヌーボー」に見える。水曜はゴリエだし、最後1時間は地方局番組ダダ流しで  あれれ?BSよしもとか?と勘違い(出演者が吉本ではないから気付くけど)してしまいそう。
で、何が言いたいかというと、せっかくの新番組なのだから新企画がみたい、ということ。ちなみに最近の「ラヴィット」で楽しかったのは、「重いスプーン」や「長い箸」選手権と、ガチャガチャの日にスタッフさんも番組に参加していたのが新鮮で面白かった。
ぜひ平日午後にフジテレビで、ちょっとくだらないくらいの、あまり話題にもならないような地味な、でもやっぱり「楽しくなければテレビじゃない」(死語?)みたいな新企画を希望したい。もしかすると、ユーチューブに飽きた帰宅後キッズがみるかもよ、なんて思う。
蛇足になるが、数年前PTA副会長の夫の代わりに小学校卒業式に出席した時のこと、卒業証書をもらい1人ずつ「私は将来○✕になりたいです」と宣言していたのだが、60人弱の卒業生に何と3人も「鑑識になりたいです」がいたことに驚いた。おそらく夕方の「相棒」再放送を毎日みてた?水谷豊じゃなくて六角さんなの?とビックリ。あの当時はそのくらいテレビの影響力があったのかもしれない。つい7年前くらいの話。

4  radiko
昨年7月からはじめたradiko。
東京FMのユーミン、
TBS「アシタのカレッジ」武田砂鉄の金曜ABC「東野幸治のホンモノラジオ」、
TBS「ふらっと」は滝沢カレンの月曜日。
この4番組だけでも結構忙しいのに
文化放送「日曜のほとり」阿川佐和子とふかわりょうと、TBSの宮藤官九郎まで聞き始めてしまって、少しテレビがおろそかになってしまっている。
とはいえ、最後に最近の私のお気に入り、
BSよしもと「お茶とおっさん」「ガッツ100%テレビ」
NHK「趣味ドキっ」より「本の道しるべ
」、「人と暮らしと、台所」
TBS「ベスコングルメ」
BS日テレ「ぶらぶら美術、博物館」

最後に
私がnoteに、松ちゃんは「ワイドナショー」をやめてしまうのでは、と書いたのが2021年7月。いよいよその時が来たか、としみじみ。「タモリ倶楽部」終了も同じで、いつかは来ると分かっていても、いざ決まってしまうとやっぱり寂しい。テレビがオワコンにならないためには仕方ない、と思うことにしよう。


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