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11/5 精進料理 喜捨

京都にある禅寺の修行道場へ、年に4回の集中修行の際に友人と二人でお料理を喜捨させていただいています。
今回で4回目となる喜捨。元々精進料理に関心があり、典座教訓を読んでみたりしたのですが雲水さんたちの生活はあまりに自分とかけ離れていてイメージできず、読み進められず。京都で仲良くなった友人が禅寺の僧侶をしており、修行中の話などを聞く中で精進料理というものを少しずつ理解し、禅そのものにもとても興味が湧きました。(禅はまだ全然理解できていない)

今回は11月と思えない暖かさだったので、秋の食材を使った軽やかなお料理を2品お届けしました。1品目はきのこを使ったおから。友人が採った香茸と生姜をひそませて香りよく、アクセントに銀杏と黒豆の枝豆を加えました。仕上げは柚子を少々。
2品目は丁子麩、きゅうりの酢味噌和えに旬の菊花を加えて彩りよく。少しだけ甘味が欲しかったのですが、今回は粗糖の代わりに柿をすりおろしてみりん少々と煮詰めたものを甘味に使ってみました。まるくて柔らかい甘味は色々と使えそう◎

喜捨で作る精進料理はいつもに増して食べてくれる人、素材のことをひたすら考えて愛情を持って作ることを心がけています。修行の大変さは体験しないとわからないので、私たちは皆さんが少しでも元気になれて、心身が癒やされますように。と願いを込めて作っています。


下拵え


私たちも応量器に盛り付けていただく





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