神と悪魔

https://twitter.com/Areyoutoughness/status/1415198465601142785

こちらのしずる池田さんのつぶやきを読んで、伏線ゼロで申し訳ないですが実はクリスチャン(現在は野良)な私が思い出したエピソードがひとつあります。

それは教会での友人だった男性の、ご本人の体験談によるものです。

その男性があるとき滝のある場所へ遊びに行き、ふざけて滝つぼに入っていたら水の流れに巻き込まれ溺れかけたそうです。
必死で上に行こうとするも、もがけばもがくほど滝つぼ深く沈み、水の中の暗闇に悪魔のような恐ろし気な顔すら見えてきたそうです。それを見てもう駄目だと思った時、暗闇を打ち破るように光り輝く美しいひとが現れて、下を指さしたそうです。
男性はそれを見てもがくのをやめて流れに身を任せてみたら、いったん下まで沈んでそこから上昇して水面に出られて助かったのだそうです。

見たものが何だったのかわからない、恐怖が見せた幻だったのかもしれない。でも、自分はクリスチャンだし、神様が現れて助けてくださったのだと思っている、天使のような美しいものは一見弱く見えるけど、本当はまがまがしい恐ろし気なものよりずっと強いんだ、とおっしゃっていました。

私がこの話で思い出すのが、紫堂恭子という漫画家さんの「辺境警備」という作品に出てきた兵隊さんたちです。
彼らは3頭身かつシンプルな目鼻立ちの素朴で純粋な存在として描かれますが、まがまがしいものの攻撃を受け付けないバリアのようなものに守られていました。一見力がないように感じるものでも、本当に美しいものは何によっても損なわれないというメッセージが込められていたと感じます。

なので私は神様の方が強いんじゃないかなって思っています。
でも悪魔という存在も、多分見た目は美しいんだと思います。
惑わされないようにしたいものです。

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