敷地に湧き水8 自噴井戸 24.04.03

気が付けば半月ほど経ってしまってました。
進展らしい進展は特になく、市役所の施設課から上水道からの水漏れではありませんでした、という連絡が嬉々としてあったくらいでした。
そらそうだろうよ。塩素反応出てない時点で。
業者さんに依頼はしたものの、お願いしてから雨続きで見に行けないのもあると思いますが連絡はなしです。
前回まではこちらから。

で、改めて自分とこの現象について調べてみたのですが、うちみたいなのは「自噴井戸」というらしいです。業者さんのHPのようですが参考までに。

結構珍しい現象のようで、富山県の例でいうと扇状地などでよくみられるそうです。
うちの借地は琵琶湖に注ぎ込む川の傍にあり、昭和30年代までは港だったところです。ずっと平地なので扇状地というわけでもないですが、なんとなく似た感じもします。
滋賀県の湖西、高島の針江地区というところでは伝統的に湧き水を生活用水として利用するシステムがあるようでした。私は多分、近くまでは何回か行ったことはあるのですが、近いうちに改めて行ってみようかなと思います。

現在借地で湧水が噴きあがっている場所は、昔井戸があった場所からは結構ずれており、地表は粘土質、一緒に細かい砂も噴きあがっているので自噴井戸の条件に合致します。
それが、現在残っている平屋のちょうど邪魔にならない、排水桝のそばに噴きあがっているのです。140坪ある土地の、10坪しかない家のそばの絶妙な位置に。
もっとも昔から湧水を排水するシステムはあったようなので、そこを整備しなおして裏に通じている溝から流してしまえばそれで済むのですが、ガラス瓶に入れた水が今もとても綺麗なのを見ると、どうにかして生活用水として利用したいという思いがわいてきます。
いっぺん保健所で検査してもらおうかな…。

とりあえずは、一度針江に行ってみようと思っていますが、東近江の五個荘でも伝統的な同じようなシステムはあります。
五箇荘はかの安土から観音寺山を挟んで東にある近江商人の発祥の地で、観音寺山から流れ出る川を屋敷に引き込んで使うシステムです。観音寺山の反対側、能登川という地区は遠浅の内湖を埋め立てた広大な農地がありますが、水車の里としても有名です。
琵琶湖は近畿の水がめですが、滋賀の人々の利用する水は南湖近くの草津や大津などの一部地域を除き、おそらくは大体湧き水です。
湧き水との付き合い方を学ぶによい見本は割と近くにあるようです。

雨続きでなかなか様子を見に行けませんが、次晴れた日があればシャベル持って見に行こうと思います。では今回はこの辺で。

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