十数年ぶりに飼い猫に手を嚙まれる

十数年前、脱走してよその猫と喧嘩してるときに捕獲しようとして噛まれて以来、こっぴどくやられてしまいました。右手を噛まれ、一か所深い傷です。
メラノーマと腎不全で週一で通ってる獣医さんがあるのですが、もともと相性がよくなかったのが前の週に本格的にダメになってしまい、嫌な予感がしてたんですが連休前だったのもあり無理させてしまい、やられてしまいました。でも嚙まれたのが自分で良かったです。病院の先生やスタッフさんは頑張ってくれていたので…。でも本来そんなにわがままな猫ではないので、相性が良くなかったとしか言いようがなく、転院も視野に入れなければと思っています。

そんなこんなで嚙まれてから4日くらいまでは深い傷はふさがらず、でも化膿はないようで、きれいにスパッと切れていました。
まだ腫れがあり細菌が繁殖するおそれがあるうちは絆創膏などでふさぎ切ってしまわないほうがいいそうなので、まめに手洗い消毒軟膏塗布とガーゼ交換して様子を見ていました。
現在一週間が経ち、腫れも大体引いて小さな傷はふさがって、あとは深めの傷を念のためガーゼと油紙で保護して様子を見ています。
まだ腫れぼったいし痛いところはあるけれど、動かないところもなく日にち薬かなと。
連休中で病院やってなかったこともあり、幸いこの間歯医者でもらったフロモックスがあったので自宅で経過観察していましたが、動物に嚙まれたらとりあえず抗生物質です。でも噛まれて一番厄介なのは人間だそうで。一番いろんな雑菌がいて汚いのだそうです。

んで、今回もネット検索でいろいろ調べていたのですが、猫飼い歴20年以上にかかわらず「パスツレラ症」というものがあったのを今回初めて知りました。

パスツレラ症というのは、猫の口腔内には100%存在するパスツレラ菌が、噛むことなどで人間の体内に侵入することで起こる感染症の諸症状だそうです。
赤くなって腫れたり発熱やリンパの腫れ、ひどくなると敗血症や骨髄炎になることすらあるようです。
中でも私が調べてるうちに気になったのは、パスツレラ症では気管支炎や肺炎を起こすことがあり、噛まれたときに限らず一緒の部屋で生活しているだけでもなる事もあるということでした。

猫の毛などがよくないというので喘息になったりというイメージはありましたが、こういうメカニズムだったんだなと思いました。
私は子供のころ喘息になりかけたのですが、空気のきれいな現住居地に越してきてよくなり、大人になるとほぼ問題なく過ごせていました。
しかし仕事でストレスがすごかったころ、それまではほとんどなかった気管支風邪によくかかるようになりました。だらだらと微熱が続き、体がだるくなかなか良くならないやつです。咳などはほとんどなかったけど、病院に行くと気管支風邪と診断され、出してもらった抗生物質でけっこうすぐ良くなりました。
今もすぐ罹りますが、クラシエの漢方薬で治しています。

この年を取ってからの気管支風邪はもしかして、猫と一緒に暮らしていた事もあったのかなとパスツレラ症のことを知って思いました。
30代半ばくらいまでは全くそんなことはなく、普通に風邪ひいて高熱出して一晩寝たら治る感じでした。加齢によって免疫も落ちているんだと思いますが、一番大きな要因は仕事でのストレスだったと思います。この時期は体温も35度台で常に低かったのです。病院で出してくれるのも抗生物質でしたし、もともと喘息になりかけていた子供だったのでリスクもあり、少なからずパスツレラ症の影響もあったのではないかと考えています。

もちろんこれをもって猫を遠ざけたりはしませんが、そういうことだったのかなあと自分の中で腑に落ちるところがあったので書いておきます。

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