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Simon Shapes取り扱い開始

カリフォルニア、ベンチュラをベースにする気鋭の若手シェイパー。若干22歳のJohn SimonがハンドシェイプするSimon Shapesの取り扱いを開始いたしました。

取り扱いを開始するにあたりまずは3本のテストボードをJohnにシェイプしてもらいました。
左からDTDN 5'6, DTDN 6'6, Quegg 7'0
どの板もまるで彫刻のように彫られた面構成が特徴的。Tri-Planeなど流体力学を応用したデザインを取り入れ、個性あふれる新しいシェイプに仕上がっています。
さて、いったいどんな乗り味なのでしょうか?

まずは正太郎がDTDN 5'6にテストライド。

ものすごい動きを見せてくれました。レールの入り方、タイトなターン弧、ドライブ、全てが高い水準。恐らく正太郎がテストするであろう事をイメージしたJohnがロッカーをしっかりと付けた上で更にテールエンドのコンケーブ=ロッカーラインが非対称になっているのです。テールエンドのレールの厚みも非対称に。その全てが良く機能して期待以上の結果です。


次に6'6のDTDNにトライ。
こちらは私が乗るであろう事をイメージした様です。フラットなロッカーは余裕の滑り出し。正太郎の体重とパドルの速さではミッドレングスのように滑り出します。が、一度ターンに入ればご覧の通りの動きを見せてくれます。

余裕が生まれれば筋肉に入る力も抜け、心の余裕も生まれ見た目にも心地よい波乗りになります。

正太郎とカメラ係を交代し私も乗ってみました。

正太郎に比べ前寄りにスタンスを取る私が乗ると短く見えますが同じ6'6。もうすぐ60歳の、初老と言っても差し支えない私をもやる気にさせてくれました。スピード、ターン。最高です!
トライプレーン形状のボトムはプレーニングする感じが気持ち良く、テールにかけての深いシングルコンケーブとクアッドセッティングはしっかりと波を掴んでくれます。テーパードしたレールは斜面にグリップしスピードに繋げてくれる感じ。

5'6のムービーはすでにInstagramで公開しておりますがまもなく正太郎、柴田の6'6ライディングムービーを公開予定です。


パドリング、マニューバーでスピードを出すのに必要な労力を最小限に抑えながら、自分の能力が許す最高のパフォーマンスを達成することを目指しているJohnのシェイプ。なんと嬉しい若者からの提案でしょうか。
能力の高いサーファーにはより余裕をもたらし、心のゆとりが自由なオリジナルなマニューバーを楽しむことができるでしょうし、私をはじめとする能力の衰えを感じていサーファーたちにも今一度遠心力を感じるマニューバーを楽しむチャンスを与えてくれる事でしょう。

そんなJohnはミッドレングスにもその触手を伸ばしています。

異常に早いテイクオフ。かなり反応の早いレールの切り返し。新世代のシェイパーのイメージはミッドレングスにも新たな境地を開きつつあります。

この日に体験したフィーリングは早速Johnにシェアいたしました。
とても素直に私たちのフィードバックを聞き入れてくれ、次のシェイプに生かしてくれるとの事。これからがとても楽しみなシェイパーとのつながりが生まれました。

もうすぐストックボードをオーダーしますが、もしカスタムをご希望される方がいらっしゃいましたらぜひご相談ください。
同じモデルでも今回のテストボードのようにかなりアレンジ、カスタマイズが可能です。私も皆様からご相談いただける事を楽しみにしております。

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