足が速い人のアドバイスは正しいのか?

結論

正しいこともあれば正しくないこともある。

序論

足が速い人のアドバイスは全て正しい

▶偽。当たり前に偽。なぜなら、極端な話、骨格や体型に個人差があるので全く同じプロセスを踏んでも同じくらい速くなるわけでもなければ、相対的に速くなるともいえない。精神的な個性も含めれば、むしろ遅くなることもあると思う。

こういった意味で足が速い人の言うことが正しいみたいな風潮をなくしたい、なら分かる。多分これを言いたかったけど、Twitterの文字数制限に阻まれたのではと推測。

足が速い人の言うことは間違っている

▶偽。足が速い人は、センスももちろんだが、当人なりに苦労してる部分、思う部分はある。通ってきた経験も違う。それを、あの人は速いからいいね、私には無理だよ、なにか特別なことがあるに違いない。と思うのはあまりにも間違い。失礼すぎる。どこまでセンスなしでいけるかというのは、バイアスもかかってしまうし難しい評価ではあるが、肌感として、大学生であれば15分台前半に到達しないなら努力で改善できる部分は多分にあると思う。そこにセンスが必要とすれば、到達スピードくらい?でも、4年間でかすりもしないというなら、参考書に付箋で芝を作るようなレベルのことをしていると思うから、やり方を工夫すればいかようにもなると思う。

5000m14分台を17分台は育成できるか?

かなり厳しい。その17分台ランナーのポテンシャルがめっちゃ高くて今にもタイムをもりもり更新しそうならギリ分かる。若しくは、年齢を重ねた結果そのタイムまで届かない場合。
ただ、そうでもないレベルなら厳しい通り越してほぼ無理。
そのタイムでとどまっている原因があるはずで、教わる側が自然とその壁を超えるセンスを持っていなければ同じくどこかで伸び悩む。
指導というのはこの側面を常に持っていて、指導者本人が越えられなかった壁を選手がどう感じるか?
同じく選手もそれを壁だと思う場合、指導者が条件が揃えば越えられたけど厳しかったのか、そもそも越え方を知らなかったのか。ここで差がつく。

改めて結論(多分これが元ツイートの主張?)

違ったらすみません。個人的なまとめです。
足が速い人、足が遅い人、足の速さに関わらずその人が指導をする局面で大切なのは、その指導が0-100で正しいかどうかではなく、指導を受ける側が、それをどの割合で受け止めるかということ。つまり、足が速い人も遅い人も、自分の主張は論理的に100正しいと思っていて然るべきで、それのどこをどう受け入れるかは受け手次第ということ。
件のツイートは、それを言いたかったのではないか。と推察する。

P.S.

個人的な話にはなるが、自分は距離をめちゃくちゃ走ることが正義だとは思っていない。もちろん間違っているとも思っていないが、世間一般に騒がれるほど必須とは絶対に思っていない。ただ、何もしなくて速くなることはないので、別でやっていることがある。
自分より速い人達は無限に存在するが、その人たちが言うことをどう受け入れて実践するか。今間違いと思っていても、いつか正しいと思う日が来るかもしれない。そう思って、ストックにためておくことはすごく大事なことだと思っている。
今の自分に何が必要なのか?
考えて選ばなければならないところ、考えずにとにかく体を動かした方がいいところ、レベルによって様々あるはずだ。
メニューは何をしたらいいのかとか、何を食ったらいいのかとか、そういう話より、どういう基準で何を選ぶのか。そこを大事にするようになって欲しい。どうだろうか?


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