私の夢やワクワクするものについて

1.私の夢
2.現実問題
3.私のワクワクするもの

1.私の夢
私の夢は社会の中では母親のような人に、家庭では祖母のようになることです。私の両親は私が6歳の時に離婚し、兄と私は父親に引き取られ、母親は1人で東京に行きました。2歳の時から父方の祖父母と一緒の家で過ごしていた私は、父親よりも朝早くに家を出、父親よりも遅く帰ってくる母親に懐かず、祖母に懐いていました。母親と買い物に行った記憶もお風呂に一緒に入った記憶もありません。今思うと母親にはひどいことをしたと思いますが、私は母親を母親と思わず、祖母を母のように慕っていました。私の母は、新卒でリクルートに入社し、キャリアウーマンとして管理職に着くような社会の中では必要不可欠な人であり、社会人として今ではすごく尊敬しています。そんな母親を大きくなってから知ると、私もこんな立派で自立した社会人女性になりたいと思いました。また、私の祖母はずっと家におり、保育園の送り迎えも、家事も全て祖母がやっていました。そんな祖母を見ていたので、私の中の母親の像は家の中では家事をし、子供の面倒を見ることだと思い、子供に精一杯愛情を伝えることのできる母親になりたいとも思いました。

2.現実問題
しかし、世の中そこまでうまくは行きません。このグラフを見てください。グラフを見ると、女性管理職の独身率(未婚+離婚等)が40~50%と、男性の10〜30%に比べて非常に高いことが分かります。さらに、女性管理職の子どもがいない割合(未婚+離婚等+既婚・子なし)も60~70%と大半を占めます。男性が20〜40%ですから、バリキャリの女性は、「出産・育児」を犠牲にしている傾向があるといえるでしょう。これは平成26年の統計ではありますが、この5年間でどこまで変わっているのか。実際私の母は家庭を捨て、仕事を選びました。家庭と仕事を両立できる社会に変わって行こうとはしています。実際、多くの会社が様々な制度を取り入れて家庭があっても女性が働きやすい職場になっています。ただ、急に大きく変わるわけではない。自分の夢を実現させる時に、社会や会社は受け入れてくれるのか、その不安もあります。ただ、自分の夢を諦めることはできません。これからの社会を変える、その一画を担えるような人、もしくは手伝いができればと思っています。

3.私のワクワクするもの
私のワクワクするものは沢山あります。お買い物、アルバイト、映画、海外旅行、女子会…全部私のワクワクするものです。この中で特に好きなのが海外旅行です。高校の修学旅行で行ったオーストラリアでの2週間のホームステイをきっかけとして、私は海外の生活や考え方にすごく興味が湧きました。自分の無知さや未熟さ、自分の軸が何なのか考えさせられるからです。海外旅行の延長として大学3年に行った半年間の留学でより実感しました。私が選んだロサンゼルスという街は多民族多文化の人々が暮らし、多くの人を受け入れているが、一人一人自分の軸があり、自分の夢に向かって進んでいる人が多かったです。海外旅行をするだけではそこまで広く、深くその国に住んでいる人々のことを知ることはできません。しかし、その国の人々や文化に少しでも触れることで私は影響を受けます。それが受け入れられる文化でも受け入れられない文化でも自分の軸が形成されるのに役立つからです。私は自分から嫌いになる人や嫌いになる言動などはなく、基本的には全てを受け入れ、人それぞれだと割り切ってしまったり、尊敬したりする性格です。だからこそ、自分には軸がないのではないかとすごく考えました。ただ、海外に出て、信じられないことや経験したことのない出来事に出会った時、「いやだ」という感情や不思議に思うことがいくつも出てきました。その時に自分にも軸があるのでないかと実感できるからこそ他文化理解を大切に旅行に行きます。これが私のワクワクすることです。