トレイルビルド、コトハジメ
マウンテンバイクというスポーツの面白さがじわじわと広がる中、そろそろ走るだけでは飽き足らず、トレイルを作ってみたい、そこを走る人の体験を創造したいという気持ちになってきた方が多いように感じます。
速さや巧さを求める人、メカニックに夢中になる人、とりあえず楽しくのんびり走りたいなと思う人、いろいろいるわけですが、今回はそんな中の一つであるトレイルビルドしてみたいという人に焦点を当てて書いていきたいと思います。
つまり、
トレイルビルドを始めるにはどうしたらいいか?
で疑問となる以下3つに答えていきます!
・持ち物、服装は?
・どこでできる?
・やり方は教えてくれる?
持ち物、服装は?
持ち物はこんな感じ
・汚れてもよい、動きやすい服装(土にまみれたりするので)
・手袋(作業用グローブとか軍手とか)
・自転車用ヘルメット(安全管理の観点から。あと案外土が髪につくことある。せめて帽子)
・汚れてもよい靴または長靴(ビルダーの皆さんはスパイク足袋を使っている印象。スパイク付きの長靴もありですね)
基本的には汚れてもよい、動きやすいことが担保されてればオッケー!!!
道具は、アメスコ、ジョレン、熊手、ツルハシ等使いますが、だいたい借りれます。
・どこでできる?
はい。基本的に勝手にはできません。
実際にビルドを行えるまでに地権者の方に許可をとったり、大変な手間がかかります。所有者がばらばらだったり、公有地ともなればなおさら。
ですがすでに、地域の方や行政との交渉を済ませすでにビルドする許可を得ている場所もあります。
南アルプス市を中心に活動する南アルプスマウンテンバイク愛好会では、麓の地区で所有する区有林にトレイルを新規設置しています。最近(2019年11月現在)では、県との交渉も済ませ、県有林でのトレイル新規設置が認められたそうです。
こうした地域の会に入ることで、トレイルビルドが気軽に体験できます。もちろん道具もあります。また、たまにトレイルビルドの体験イベントが行われたりするするので、情報をチェック&私も頑張って共有します。
追記
小田原にあるフォレストバイクでは70haの山林を所有し、その中でマウンテンバイクを楽しむことができます。また今後は定期的にトレイルビルド&ライドのイベントを実施していくそうです。
やり方は教えてくれる?
入った会で丁寧に教えてくれたりします。
基本的にどこでも一緒にビルドする人を募集していますし、変なトレイルを作ってしまうと後々困るので、きちんとサポートがあるはずです!笑
さらに深めたい、もっと知りたいと思った方には、
トレイルビルダー養成講座が開講や(例えばこちら)
Trail solutionsという書籍、(英語ですがこちら)
はたまた海外のトレイルビルドを専門にする会社に飛び込んでみるとか(例えばWorld Trail)
どうとでもなります!
最後に
肝心なのは
・ビルドに偏見を持ちすぎないこと
素晴らしいトレイルを作ってくれる人はいますが、
トレイルビルド自体は特別な行為ではありません。
みんなでビルドしたトレイルを、みんなで走ってみる。
トレイルライド&ビルド
めっちゃ楽しいです。
マウンテンバイクが発祥したタマルパイス山で遊んでいた若者の時代から、ずっと続く、マウンテンバイクカルチャーの本質的営み、ぜひ体験してみてください。
間違いなく言えることは、自分で作ったトレイル走るのは楽しい!!!
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