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石破茂新総裁会見 文字起こし

9月27日(金)に新しい自民党の総裁に選出された石破茂氏の会見を文字起こししました。


第28代自由民主党総裁に就任をいたしました、衆議院議員の石破であります。今回の総裁選挙にあたりましてご指示ご支援をいただきました多くの皆様方、そして共に戦いました仲間たち8人の候補者が私の他に立候補をなさいました。大勢の方がご支援をなさいました。そういう皆様方にも心から経緯を表する次第であります。今回の総裁選挙はこのような形で取り行われました。これは岸田前総裁がこのいろんな自民党を巡る問題に自ら身を引くというご決断をなさって、こういう形の総裁選になったものであります。私といたしまして党の同士と共に岸田前総裁の気持ちに報いるように全身全霊尽くしてまいる所存であります。私は本日の演説でも申し上げましたが、我が党が野にあった3年3ヶ月というものを決して忘れてはならないと思っております。私どもはいろんな事情で野に下り、民主党政権が3年3ヶ月続きました。谷垣総裁、大島幹事長田瀬総務会長その下で2年間政務調査会長を拝命いたしました。来る日も 来る日も反省会の連続でありましたし、1000回以上にわたって全国の車座対話というのを続けてまいりました。谷垣総裁の下で新しい党の綱領も策定をいたしました。そこにおいて我が自由民主党は、自由闊達に真実を語る。そういう政党であらねばならない。あらゆることに公平公成な政党でなければならない。そして謙虚な政党でなければならない。そういうことに綱領に謳って安倍総裁の下私は幹事長でございましたが、政権をまたお預かりすることになりました。もう1度あの原点に帰って我が党は真実を自由闊達に語る政党であり、あらゆることに公平公正な政党であり、そして常に謙虚な政党であるとそのような党を同士の皆様と共に作ってまいりたいと思っております。今回、総裁選挙にあたりまして「ルールを守る自由民主党」と「日本を守る自由民主」そして「国民を守る自由民主党」「地方を守る自由民主党」そういうようなスローガンを掲げました。ルールをきちんと守る政党でなければなりません。そして守っているかどうかということがきちんと国民の皆様方に検証されるようなそういう仕組みを作っていかなければなりません。安全保障の課題は山積をいたしております。この総裁選挙の間にも ロシア機による領空侵犯、そして中国艦によります接続海域入渠、いろんな問題がございました。北朝鮮のミサイル発射もございました。私、安全保障の仕事を長く手掛けてまいりましたが日本国を守るということをきちんと確立をいたしてまいります。能登半島で今なお苦難の中におられる方が大勢いらっしゃいます。国民を守るとそういうような自由民主党でありたいと思い、その実現に力を尽くしてまいります。困難な中にある方、苦しい中にある方、どうして政治は分かってくれないんだとそういう悲痛な思いの方々、国民を守る自由民主党でありたいと思っております。この20年GDPはほとんど横倍でありました。配当は増え内部留保は増え非正規の労働者は4割増えました。しかし実質的な賃金は横ばい、設備投資も横ばいであります。 私どもは岸田総裁が一生懸命努力をしてこられた、デフレからの脱却いうことを確実なものにしていかなければなりません。物価上昇を上回る賃金上昇、このことを実現するために新しい資本主義にさらに加速度をつけてまいりたいと思っております。人口減少はそう簡単に止まりません。少子化の本質は母が少ないとか少母化であります。結婚したくてもできないそういう方々に我々は光を当て望む人が結婚できるようなそして人を減少に歯止めをかけるような、そういう日本国を作ってまいります。地方の人口減少は止まりません。これに歯止めをかけていかねばなりません。そのための資本につきましては私自身、地方創生大臣を務めておりました時から10年にわたり色々と勉強はしてきたつもりであります。この人口減少に歯止めをかけるとともに、東京一極集中打破というのは東京対地方の構図ではございません。東京をさらに発展させるためにも、そして地方をさらに発展させるためにも。地方を守るというスローガンの下に努力をいたしてまいります。女性の方、若い方々、そういう方が希望を持って暮らせるようなそういう社会、一生懸命働いた人が報われる社会、あらゆる人がハンディを持たれた方、いろんな事情の方そういう方々がきちんと活躍できる。そういうような社会を作ってまいります。皆が安心で安全でそして1人1人に 笑顔が戻ってくる悪口を言い合うのではなく、足を引っ張り合うのではなくみんなが笑顔で安心して暮らせる、そういう日本国を作るために自由民主党は大勢の皆様と 共に国民の皆様と共に新しい日本を作る為に最善を尽くしてまいります。どうぞよろしくお願いを申し上げます。

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