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わたらせ渓谷鉄道非公認トロッコわたらせ渓谷号の正しい乗り方

群馬県桐生市の桐生駅と栃木県日光市の間藤駅を結ぶ第三セクターの「わたらせ渓谷鉄道」。
渡良瀬川沿いの風光明媚な場所を通り、かつて鉱山で栄えた足尾を目指す路線は2種類のトロッコ列車が運転されています。今回はそのうち、トロッコわたらせ渓谷号の乗り方について、noteでお伝えいたします。

トロッコわたらせ渓谷号

1.トロッコ整理券を入手する


トロッコ整理券はトロッコ列車に乗る為の整理券で、乗車日の1ヶ月前の11時から発売しています。
ローソン、ミニストップのコンビニや旅行代理店で発売しておりますが、そちらで発券すると手数料が必要になります。
JR桐生駅構内にある「桐生市民活動推進センターゆい」では手数料不要で購入出来ますが、営業時間が朝10時からで、電話で大間々駅に空席確認してからトロッコ整理券を発売する為、トロッコわたらせ渓谷3号を利用する場合は時間的猶予がない可能性が高いです。

桐生市民推進センターゆい


わたらせ渓谷鉄道ホームページで空席状況を確認できますので、空席があれば大間々駅で直接、トロッコ整理券を購入される事をおすすめいたします。

2.座席指定を受ける

JRの場合は乗車日の1ヶ月前の10時から指定券を発売しておりますが、トロッコ整理券はあくまでトロッコ列車の定員を確保する為の整理券で、この時点では座席の指定は受けていません。
座席は午前9時から大間々駅にて先着順で引き換えとなります。逆を言うと、乗車日1ヶ月前の11時にトロッコ整理券を入手しても、乗車日に大間々駅に出発時間間際に到着すると、希望する座席に座れない事になります。トロッコ整理券は、硬券タイプの座席指定券と引き換えになります。座席指定券は車内検札事に回収されてしまいますが、車掌さんに一言言えば裏に無効印を押印してもらえます。

トロッコ整理券
トロッコわたらせ渓谷号は専用ホームから発車します

また座席指定の際は乗車券の確認もあります。(ぐんまワンデーパスではトロッコ列車に乗れない為)またトロッコ車両の他に屋根のついた普通車両がありますが、こちらに乗車する際にもトロッコ整理券が必要になります。

3.乗車する


乗車できるのは出発の15分前です。
はやくトロッコ整理券を引き換えてもトロッコ列車には乗れないので、座席指定を受けたら周辺の高津戸峡へ行ってみてもいいかもしれませんね。
大間々→神戸間の片道に限り、車内販売を実施しており、お弁当、お茶を発売しています。昔ながらの汽車旅を楽しむ事ができます。

車内販売で購入のトロッコ弁当


途中停車駅の神戸駅にはわたらせ渓谷鉄道直営の東武特急廃車体を再利用したレストランがあり、ホーム停車中には、ホーム上で立ち売りが行われ、アイスクリーム、唐揚げ、フライドポテトを買う事ができます。またトロッコ列車には自販機もあります。
また神戸〜沢入間の草木トンネル内では、トロッコ車両のイルミネーション点灯があります。
復路のトロッコわたらせ渓谷4号は普通車両もトロッコ車両もどちらも自由席です。3号に比べて空席が多いので、もし3号が満席の際は4号もあわせてご検討下さい。


トロッコ車両


普通車両


渡良瀬川を走るトロッコわたらせ渓谷号 坂東カーブと呼ばれる沿線で一番の見所


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