「ヨシュア記」
「内容」
内容として申命記を継承している。前半では、イスラエルの暴力的な入植が描かれており(1~12章)、後半では、征服した土地の各部族への分配と、イスラエルに対するヨシュアの別れのことばが記されている(13~24章)。
カナン人と戦う前に、イスラエルは戦いの律法(申命7と20章)に従って戦いの準備をしている。約束の地に入ったイスラエルは戦いに向けて霊的準備として。 割礼の儀式 過ぎ越しの祭りを行っている。
カナンに視察した際、遊女ラハブに助けられる(2章)のちに、自分の家族とともにイスラエルに加わる。
エリコ、アイ、ギブオンの物語は、のちイスラエルの教訓になるよう説明している。
・従順の結果(エリコの勝利)、不従順の結果(アイの敗北)、神の意
志を求めなかった結果(ギブオン)を示している。
後半(13~22章)は、イスラエルの各部族の土地の分配について書かれている。
神のくじを引く祭司によって行われた。
前半(1~12章)では戦いの勝利に重点が置かれ、後半(13~22章)では、まだすべての土地がイスラエルに支配されていないことが明らかになる。しかし、アブラハムに与えられた土地の約束を成就したことが強調されている。
「著者と年代」
著者と正確な年代は不明である。
「文学ジャンル」
歴史物語
「福音書へのつながり」
神は自らのために戦う戦士として描かれ、民を勝利に導き、カナンの地を最初の領地としてもたらした。その土地の住民に対して裁きを下す。
新約聖書で、イエスは神の戦士と告げている。
しかし、戦いは人間に対してではなく、霊的な力と権威に対してである。この戦いは、霊的な武器で勝利し、最終的にキリストの死と復活と昇天によって勝利したのである。
ヨシュアの制服物語は、意義深い方法で最後の審判に対する予告と警告を示している。
「適用」
賀美の神の意志に従うことにより、人間の常識では考えられないようなやり方で勝利をもたらされた一方、常識的に間違ってないやり方でも、神の意志に従わないと敗北をもたらすことがより具体的に気付かされました。
順調に征服していく中で、ヨシュアが神の意志をうかがわないで勝手に自分で判断したことで、後に、政治的混乱と、民の堕落を招いてしまったことから、神に従うことの難しさと、いつでも神を恐れる姿勢が必要だ。
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5Takuya Minami、網井 仁、他3人
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