ガラバオ杯 準決勝1stleg ノッティンガムフォレストvsマンチェスターU 感想

ノッティンガムフォレスト 4312
GKはヘネシー。DFライン右からオーリエ、ウォーロル、マッケンナ、ロディ。アンカーはダニーロ、IHはスカルパ―とフロイラー、トップ下はギブスホワイト。CFはジョンソンとサリッジ。

左サイドはロディ、スカルパー(左サイドまで出てったり前へ)、ギブスホワイトが自由に絡んでいる。
右はオーリエが高い位置、フロイラーはアンカーの横にいる。(2CH気味)ギブスホワイト、ジョンソンがサイドに流れてSBの裏を突いていく。

マンチェスターU  4231
GKはデヘア。DFライン右からワンビサカ、リンデレフ、リサンドロマルティネス、マラシア。CHはカゼミロとエリクセン、トップ下ブルーノフェルナンデス、左ワイドがラッシュフォード、右ワイドがアントニー。CFはウェグホルスト。

大外は逆足WGが使い、SBはHSレーンを行き来する。
カゼミロはどちらかと後ろで、エリクセンは有機的にボールを受けて前に絡んでいく。(左IHにエリクセン、右IHにブルーノフェルナンデスっぽい)
6分自陣でのスローインを早く始めて、大外フリー(このとき右SBのオーリエは高い位置に残ったまま(スローワーである左SBをなぜか見ていた)で受けたラッシュフォードが単独突破。そのまま独走しゴール。早くも先制に成功する。
失点後2CFと1トップ下で高いところからプレスかけるも、2CFの後ろかつ1トップ下の横のスペースでCHがフリーでもらえるし、CHに対してIHが前に出ていけばSBは浮くのでプレスは機能しない。
リードしながら相手を押し込みボールを持つことに成功したユナイテッドは13分にラッシュフォードの縦パス→ウェグホルストの落とし→ブルーノフェルナンデス→アントニーのシュートチャンスを作る。
ユナイテッドは非保持も4231。相手2CBには1CFと両WGが中間で見て、相手アンカーはトップ下が担当。相手SBにはWGが戻ったり、SBが前へスライドしたり。相手IHはCHが担当。
カウンター時にオーリエが前に出た後ろのスペースをラッシュフォードに使わせるような狙いがあるように見えた。
しかし23分そのラッシュフォードがカウンター時に横パスを失ってからフリーのギブスホワイトにわたってから逆カウンターをくらいあわや失点の場面を作るもオフサイドに救われる。
このプレーを皮切りにノッティンガムフォレストのペースへ。それまであまり成功していなかった2CFやギブスホワイトに預けてからの早い攻撃やカウンターでユナイテッド相手にシュートチャンスを作っていく。
守備でもジョンソンを少し右サイドに下げた4411(4231)的な守備配置に変えて対応できるように。
ただしアンカーのダニーロがDFラインにほとんど吸収されているような位置まで下がるシーンが多くユナイテッドに中盤のスペースをより広く使われてしまう。(アントニー→ウェグホルスト→ブルーノフェルナンデス→アントニーの決定機など)
ノッティンガムフォレストの非保持の変化に対して後ろ3枚にするビルドアップに変更。(2CB+CHや2CB+SB)CBが1列前に移動したりボールを前に運んでいくシーンを増やした。
ただあまりうまくいっているようには感じなかった。
しかも中盤ロストからの被カウンターが多く相手にいける!と思わせてしまったのは残念。
ポストプレーなどビルドアップに貢献していたウェグホルストに移籍後初ゴールが生まれたのは朗報。
ノッティンガムフォレストは後半の選手交代で4213に変更。
ユナイテッドの後半の選手交代で、「まず大外に預けてから攻撃開始!」から「中から攻撃開始し最終的に大外の裏へ走るWGを狙う!」に変化したように見えた。
また85分ウェグホルスト→エカンガで433へシステム変更。
最後の局面でペリストリに裏を取らせる攻撃が増え、結果その攻撃からブルーノフェルナンデスの3点目が生まれ試合を決めた。

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