書き始める意思
どこかで聞いたような言葉・見たような文章だ、と書こうとするたびに、手が止まる。文章を書くのをやめてから久しい。最後にまとまった記事を書いたのは、5ヶ月前だった。
久しぶりに文章を書きたいと思ったのは、職場の先輩から、毎日30分文章を書く時間をとっているのだと、昨晩聞いたから。毎日続けてみることで、見える世界は、どんなだろうなと思った。
それと、その先輩から「書くセンスが鈍っているよね」と言われて悔しかったから。記憶の底に沈んでいたけれども、そちらのほうが理由としては大きいかもしれない。昔、ベンチャー企業のメディアの記事執筆のバイトをしていた頃があり、その時は記事も書く、プライベートのブログもやっていた。ブログでは主に、誰に言うでもない日々の出来事を中心に書いていた。別にセンスがあるとは思っていなかったけれども、確かに、書くために考える脳みそが鈍っているのは感じる。いつしか文章を書くことをやめたのは、特に理由はあるわけでもない。
ただ、書く量がまったくゼロだったわけじゃなく匿名でやっていたブログも数知れずある。匿名のブログでは、書きたいことを書き放題なのがよかった。鬱憤を晴らすように書き散らかしていたのだけれども、どうも張り合いがなく縮小気味となった。
今回、ブログというプライベートな形式の文章を、匿名ではなく自分の名前で書くことに挑戦してみたいと思う。匿名のブログで自由に書き散らかしていた時よりも、もう少し成熟しているのだと思いたい。つまり、自分の名前を公表してでも、外に出せる程度のものを書きたい。意識したいのは、書くことの自由よりも、相手が受け取ってくれるということを想定した、責任みたいなもの。(書くことも、対面で喋ることも、向こう側に受け取る人がいるのは同じ)
日々のことを、田中千尋が書き散らかします。どうぞよろしく。(なるべくどこかで見た言葉・文章は書かないように努めたい。)
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