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【初投稿&超長分】スラムダンク観に行ったら感想書きたくなったよ※ネタバレしかない

01: 導入〜行くまで

日本の大金星の連続、メッシ エンバペのサッカー史に残る伝説的な決勝があったカタールW杯はついに幕を閉じた。

夜更かし続きのW杯三昧だった日常は終わりを告げ、落ち着き始めたので、念願だった"THE FIRST SLAM DUNK"を観に映画館へ。

事前公開で明かされていた情報が極端に少なく更なる公開の延長など一抹の不安もあったが、監督脚本ともに原作者の井上先生という圧倒的な安心感笑笑 

原作は中学校の時に読んだとき感動したのが始まり。去年、映画に備え、新装版を全巻購入→復習して再度原作の凄さに感嘆。何回読んでも素晴らしいね。

少ない予告映像を見てる感じだと、アニメでは描かれなかった豊玉戦→山王戦を軸に原作になぞってお届けするかなと思っていたが、映画が始まると同時にそれは浅はかな考えだと思い知らされた。

02: OP前まで

最初の導入部分で度肝を抜かれた。驚いた。まさかの宮城の幼少期時代。沖縄出身だったんかい、そして鹿児島に似た訛りだったから凄く言葉が入ってきた。そして兄居たんかい

過去のインタビューで先生が沖縄には特別な思い入れがあるみたいなことを言っていたので、拘りを強く感じた。

OPの鉛筆画から動き出す5人のキャラもこれから始まる話に対する期待感とワクワクドキドキで胸が躍りまくっていました笑笑

そしてヌルヌル動くわ

※パンフレットより引用

03: 試合

試合開始が意外とヌルッと始まった。まず最初のニッからのアリウープがとても自然な流れでとてつもない感動を覚えた。そして一つ一つの動きがとてもバスケそのもの。リアル過ぎ。NBA見てるようだった。レイアップからゴリラダンクまで。

そして話題になってた声優陣は全く耳に入ってこなかったし、良い意味で印象に残らなかった。唯一挙げるとするならゴリは7割ぐらいオールマイトに聞こえた笑笑笑

同時に宮城がどんどん成長していく描写展開で「途中途中で宮城だけじゃなくみんなの昔も振り返るのかな?」と思ったけど、オール宮城でした。旦那さんとソータくん亡くなって精神的にキツい母親、兄と自分を比較して追い詰めたり、引っ越し先の中学で浮くリョータ。辛い
中1でミッチーに会ってたのね。

要所は抑えつつも、ポール、河田弟VS桜木等はカットされ、前半終了。「あっ、これは宮城を主軸にした山王戦だったのか」と頭がシフトしていった。

※パンフレットより引用

04:後半

スラムダンクと言えば山王の後半に全てが凝縮されてる。オールコートプレスから入れ込みまくるところもリアルだったし、漫画でしか見なかった「ヤマオーは俺が倒す」は鳥肌が立った。もう一連の流れが動き続けることに感動しか覚えなかった。

でも要所要所にみっちーが不良になってからも湘北の試合を見に行ってたり、宮城の高1時代とオリジナルストーリーがあったり、様々な視点で描かれて面白かったよね、

プレスからようやく掻い潜ってドリブルで切り裂くリョータもカッコよかったし、ブロックやダンクの描写も全部リアルまじで。

ミッチーのスリーもリアル。そしてカッコいい。

河田兄の圧倒的強者感、流川VS沢北の頂上決戦はかっこよ過ぎです。常に新鮮だった。

05 : 終盤

流川がついに覚醒して、パスも出し始めたところも凄く熱かった。やっぱりこの人は華がありますわ。

そして、色々あって残り1分を切って、疲労困憊のミッチーが衝撃の4点プレイ。ベンチの一年生が「湘北に入って良かった」マジで涙腺が危なかった。昔ののゴリの先輩とのやり取りも相まって。

そして残り30秒。漫画ではセリフ無しの緊張感しかないバスケの醍醐味を詰め込んだ原作屈指のシーン。監督の駆け引き、沢北の突破、心臓の音が常に鳴り続けて、流川の閃光のような突破、マジで神作画。そこからの桜木の劇的ブザービーター。そして攻めに攻めた無音タイム。あんなに映画で無音続いたのは初めてよ笑笑 お客さんも物音一切立てずにみんな見届けたのはアツかったね。

タッチで交わしてから音が鳴り出す演出全てが至高のひと時だった。タッチ音は小さいと思ったが、あくまで宮城を軸にした話だからと納得。そっちが目立つと桜木が目立っちゃうからね。

堂本監督の「負けたことがある が、いつか大きな財産になる」は今の自分に凄く刺さりました。ありがとうございます。

勝利の余韻もそれほどなく、母親や妹と浜辺で感動の再会。&兄の目標だった山王を倒すことを果たす。宮城と沢北がアメリカのカレッジバスケで対決するところで終了。

▲パンフレット 鑑賞後即購入。見た人は絶対買った方が良い。

05 : 総括した感想

鑑賞直後の感想は、面白かった!!!!というより新鮮さが勝ってた。原作とは全く違う別の作品。新しいスラムダンク 。タイトルその通り。絶対言えることは原作を擦りに擦って見てる人ほど楽しめたと思う。そして良い意味で裏切られた。まさかリョータの話とは。度肝抜いた。

単純なスポーツ映画としてもクオリティは途轍もなかったし、オリジナルに追加された内容も井上先生らしさが詰まってて、違和感なく飲み込めた。

色んな意見あるかもしれないけど、改めて井上先生のSLAM DUNKに対する愛が伝わる映画。原作を1番好きなのは原作者だと。そして、原作を単になぞるのではなく、超えようとして新たに違うものを生み出す姿勢にとても感心した。

※パンフレットより引用

パンフレットにて心揺さぶられたのは、井上先生のインタビュー記事。"クオリティよりも熱意や魂""やるからには原作をただなぞるより新しい視点でやりたかった""彼らが普通の高校生であることを1番大事に""全ての経験が一本の道となり、良い漫画を描くことにつながる"

細部までの拘りと原作から抽出してる内容、声優陣に対する拘り、作品に対する熱意、信念。まさかの主人公は宮城。ファンをこの新鮮な感じで満足させられるのは、流石としか言いようがなかった。1番好きな漫画家さんであると同時に素晴らしい考えを持つ人だなとスケールの大きさを目の当たりにしました。

想像の遥か斜めを行ってました。
本当にありがとうございました。

こんなに映画の感想書いたの初めてですわ。
間違いなく言えることは、もう一回観に行きます^^

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