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選挙になるとホラー体験がやってくる

なぜ今頃?
皆さんはそう思った事でしょう。
でも仕方がありません。
選挙時には言う事が出来ないのですから。

お願いですから戸別訪問は止めてください。
まじやめて。

このお願いは選挙時にこそ声を上げて言いたいですが、
私こそが選挙妨害と名指しされると怖いので、というか、以前にやんわりと別の政党を応援しているからと断ったら、集団で戸口に立たれた事があるので、恐ろしいからと毎回黙っている、というのが今回のお話であります。

これを読まれている方々も、一度は経験したことがあるかもしれません。
選挙時の特定政党支持者による戸別訪問。
経験された事が無ければ幸いです。
これは本気で怖いです。

大体、幼稚園では家の行き来も無いママ友でも無かった人が、
同じクラスの保護者でしか無かった人が、
お茶したことだって無かった人が、
なぜかある日突然自宅玄関前に現われるのですよ。

「元気だった~」

ホラーです。

この時点で相手がサイコホラーの人にしか見えません。
そんなホラーな彼女が私の家の前に来たのは、選挙のお誘い、それだけです。

「この人は凄く良い人で~」

知ったこっちゃねえが、差し出されたチラシを私は素直に受け取ります。
断った後が怖いもの。
私は彼女の家がどこにあるか知らないし、電話番号も知らないの。
実は、苗字だって忘れている相手なんですよ。
息子の幼稚園時代に挨拶はしたけれど、それだけでしたから。

「二度と来ないでください」

言いたい。
凄く言いたい。

言えばいいのに、そう思ったそこのあなた!

「この間留守だったの?電気メーターが留守とは違う動きだったけど?」

そんな台詞を言える人に、本音を言えますでしょうか。
心の中で釘バットを彼女に振りまわしていようが、
あるいは脳内でトカレフを相手に連射させてもいるくせに、
実際の私は、笑顔で彼女に応対する事しかできません。

この間の選挙にもいらっしゃいましたよ。
私は彼女に、難病で辛くて一日中横になっている、と言いました。
すると翌日から、殆ど毎日のように、選挙が終わるまでベルを鳴らしてきたのであります。

寝てるつってんだろうがよ!!
普通は具合が悪いと聞けば訪問を控えるものだ!!


そして、この文章を読んで、たぶん自分の政党かな、なんて思われたりしたら、戸別訪問は止めましょうと広めてください。

私ね、その方と一緒に、というか、しつこく引っ張られて投票に行ったことが一度だけありますが、その方の語った人にも政党にも入れませんでした。

入れるわけ無いよ?

もし自分でとある立候補者の抱負を読んで、その人に感銘を受けて入れようと考えていたとしても、戸別訪問されてその立候補者のチラシを手渡されたら、私はその人に入れるの止めます。

例えば、テレビドラマや映画。
好きな俳優と嫌いな俳優が共演していたら見ますか?
私は好きよりも嫌いが勝るので、見ません。
話題作でも、見ません。
視聴者に嫌われ過ぎて干されてしまった女優さんも過去にいましたよね?
そういう事だと思うんです。

嫌いが勝ると、もう見たくはない。

たとえ素晴らしい事を考えて努力している人であろうと、
呼んでもいないのに玄関ドアの前に立たれ、
何度もしつこくベルを鳴らし、
そして、選挙が無い時は全く顔を合わすことも無い、
どれだけ人を馬鹿にしているんだという行為を与えてくる人間が薦めている人であったら、絶対に票を入れないと思うのですよ。

戸別訪問さえ受けた事がなければ、私は選挙演説で感銘を受けた人がその政党だとしても感銘を受けたからと素直に票を入れるんじゃないかな、そう思います。
比例代表でしたら、戸別訪問でアピールされた事が無ければ、普通に誰でも見れるホームページに記載のある実績を読んだら、その政党名をかきこんでいたかもしれません。

でももう受けてしまったので、この政党に入れる事は無いでしょう。
もし、これからの選挙で彼女が我が家の扉を叩かなければ、彼女のイメージが私から消えていたその時はわかりませんけれどね。

なので、個人的な活動も選挙中はさせない方がいいと思いますよ。
今後、支持者となるかもしれない人を減らしたくないのであれば。

駄文をお読み下さりありがとうございます。
ロシアとウクライナのニュースにはうんざりです。
さっさと終結してくれないかな。
ベトナム戦争ではイマジン、
そして湾岸戦争の時にラジオで流れて全米の人々の胸を打った
スティクスの有名な曲です。