受験勉強でのピンチ 自分が受験するわけじゃないのに
私の周囲にいる子供に将来勉強を教えるようになったときのために、高校の学科の参考書を読んでいます。
世界史からはじめて今は理論化学の参考書の終わり頃に差し掛かっています。
私たちの高校時代には「理論化学」なんてなくて、「化学Ⅰ」とか「化学Ⅱ」という分類だったと記憶しています。
ところが今は、理論化学、有機化学、無機化学という分類だそうです。理論科学でかなり苦労したので、この先の有機化学や無機化学でどうなるのか思いやられます。
ところで調べてみると、理論科学とは既知の実験結果を理論的に説明したり、未知のことを演繹的に予想するのだとか。
なるほど、それは重要な化学分野です。受験でもきっと重視され、相応の難易度の問題がだされることでしょう。
理論化学は、内容はともかく計算問題には四苦八苦です。
回答の数式だけをみると、式の立て方や単位の揃え方がポイントなんだろうなぁと思いますが、実際に自力で解こうとするとうまくいきません。
何度もやってみれば条件反射のように頭の中で式が出来上がるのだろうとは思うのですが、休みの日に仕事の資料を読む片手間にやるにはハードルが少し高いように思います。一生懸命やっているつもりですが、取り組む真剣さが足りないのでしょうか。
あと十何年かして、「おじちゃん、ここ教えて。」とその子がやってきたとき、「いや、実はおじちゃんも分からなくて。」とは絶対に言いたくありません。
また、その子が「どうしても分からない。」と言ったとき、「こうしてゴロで覚えればいいよ。後は何度も同じ問題を解いてみて、体に覚えさせるのさ。理解はその後からついて来るもんだよ。」といった助言や指導ができない自分など許せません。
もうA4ノートを20冊とその半分くらいの大きさのスパイラルノートを10冊以上使っているので、いまさら後には引けませんし、何よりその子を失望させたくありません。
学校を卒業してかなり経つのに、いまさら高校の学科の勉強でピンチになるなんて・・・。
負けん気の強さが、ここにきて重荷になってきました。
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