映画『山猫は眠らない』を観て 狙撃手って・・・
映画『山猫は眠らない』(シリーズ第1作の方です。)を見て次のことを感じました。
狙撃手って暗殺任務もあるんだ。
胴体を狙うなら複数発撃つべきではないのかな。
昼間にヘリコプターで狙撃部隊を回収するのって危険じゃないのかな。
以下、順に説明していきます。
1. 狙撃手って暗殺任務もあるんだ。
軍隊の狙撃手って、部隊が退却するときに追撃して来る敵の兵を足止めするとか、基地周辺などに潜み侵入者を排除するなどという軍事目的のために使われるのだと思い込んでいました。
この映画では、主人公らは敵地に潜入しターゲットを狙撃するという任務を与えられますが、そういう任務があること自体意外でした。
しかし、よく考えたら戦術上そのような任務は有り得ることですし、有能な指揮官を狙撃により戦場から排除できれば、敵戦力の弱体化になるので狙撃手に相応しい任務なのかもしれません。
2. 胴体を狙うなら複数発撃つべきではないのかな。
人間の体の中で最も動かないのは胴体と言われています。だから、胴体を狙撃するのは分かります。でも、そういうことは敵も常識として知っているでしょうから、ターゲットは防弾チョッキを着用しているという予想も成り立ちます。だったら、無防備な頭部を狙うとか、胴体だったら複数発被弾させるといったことが必要になると思います。
もっとも、狙撃銃の弾薬は防弾チョッキを貫通する威力があるのかも知れません。
また、上記の通り頭部は胴体に比べて動きが多いので狙いにくい、複数発の発砲は的に狙撃手の位置を知られるリスクがある、といった理由があるのかも知れません。
3. 昼間にヘリコプターで狙撃部隊を回収するのって危険じゃないのかな。
かつての歩兵と異なり、現在は歩兵も対空ミサイルを持ち歩ける時代です。夜間なまだしも、昼間に飛行速度の遅い(時速300キロメートルくらい)ヘリコプターで狙撃チームを救出するのって危険なような気がします。
ただ、狙撃直後の敵の混乱に乗ずるとか、夜まで待てない事情があるというのなら話は別です。
話は変わりますが、YOUTUBE動画で射撃シーンをよく見ます。
対物ライフル射撃シーンを見ていると、射手の首が折れたんじゃないかと思えるくらい強い衝撃を受けたり、拳銃をホルスターに格納するときに誤発砲してしまうといった動画に恐怖を感じます。
銃の選定、銃の取り扱いには過剰なくらいの注意が必要だと思います。
私が安心して見ることができる動画では、自動拳銃を発砲した後、弾倉を抜き、スライドを後退させて薬室に残弾がないことを確認し、さらに銃口を地面に向けて引きがねを何度も引き「絶対弾が発射されない状態にある。」ことを確認しています。この動画、ちょっと意外でしたが綺麗な女性が射手でした。
かつて読んだ漫画『ワイルド7』に「銃はおもちゃじゃねぇ。」というのがありました。
今の私ならさらに一言付け加えます。
「安全確認は何度やってもいい。『確認した。』という自分の記憶は当てにならねぇ。」
以上
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