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約70年間がシステム再構築のタイミングなのか

 70年間がそのシステムの自己矛盾が隠し切れなくなり自己矛盾により自己崩壊する期間だと、かなり以前にYOUTUBE動画で聞いたことがあります。
 その人は、旧ソ連のことを中心に発言されていたのですが、他のことはともかくこの「約70年間がシステム維持の限界」説はなんとなくそうかも知れないと思わせるものでした。

 日本も、戦後のGHQの占領政策のブレから、先進的工業国になる諸制度がある反面、自衛隊の違憲議論、労働運動の肯定的政策、数少ない共産党を違法としない国であることなど社会を安定させない要素が混在する状態になっています。

 でも、戦後70年を過ぎて、少しずついわゆる左翼勢力につれない世論が形成されていているように思います。
 それは、SNSの発達と、左翼高齢者(学生運動をやっていた人達。ビートルズの世代と重なります。)の自然減によるように思います。

 SNSの登場は偶然の産物的なものですが、高齢者の自然減は人間に寿命がある以上必然のことです。
 ということは、「約70年間がシステム維持の限界」説は、「国民の多くが受け入れていない状態は、強引にそうしようとする人達の寿命が尽きる頃矯正される。」という主張と理解していいように思います。

 上記で「戦後」と書きましたが、第二次世界大戦後に構築されたシステムはだんだん綻(ほころ)んで来ているように見えます。
 共産主義体制、国連、軍事システム(これは、平和化が進んでいるという意味ではなくて、戦争を前提としながら軍の体制や兵器などの運用思想の転換を指しています。)、そのうち、EUもまた分裂することになるかも知れません。

 1970年代には、「激動の70年代」と言われましたが(言っていたのはマスゴミです。)、現代の方が激動だなと思います。

 ロシアのウクライナ進攻で、国連には戦争を終結させる能力がないことがはっきりしたので、国連がどうなろうと、それに代わる国際機関ができればいいのですが。

#70年

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