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プロ野球  7イニング制はいかが

 野球というゲームは好きですが、プロ野球の試合が長すぎるのが玉にきずだと思っています。
 これが、少年野球や高校野球などなら、選手である少年・少女への感情移入があり、劣勢なチームへ「次のチャンスでは打てるさ。がんばれ!」と応援の気持ちが出るので試合時間が長いと感じることはあまりありません。
 大学野球やノンプロの試合は、視聴機会がほとんどないので不満もなにもありません。また、観戦者は学生・OBや企業の従業員といった狭い範囲の人たちが多いでしょうから、試合への関心が「仲間がやっている。」という感覚に近く試合時間への不満も生じないでしょう。
 しかしプロ野球の場合、真剣に視聴したいけど持ち帰った仕事の資料読みや将来必要になるであろう重要分野の予習というか下調べといった外せない用事があるので、あまり長い時間テレビを観ているわけにはいかず、しかも試合時間の見積もりが立たないというのでは、スケジュールに縛られる社会人が楽しむスポーツとしては不都合です。
 これが球場に観戦に行くのでしたら、年に何回もないし、球場観戦は大きなイベントなので事前に予定を調整しますから問題ありません。球場観戦後にすることといったら、酒を飲んで試合の内容を語り合うくらいでしょうからね。

 プロ野球のチームはセ・パ合わせて12チーム。
 ということは、特定の日に全チームが試合するなら全6試合。
 試合でグランドに出るのは各々のチーム各9名ですから、9×2×6=108(名)が、球場で観客の前に登場するわけです。(もちろん選手交代や代打がありますから、108名というのはあくまで試合に出場する選手の数です。)
 108というのは、奇しくも人間の煩悩の数や野球のボールの縫い目と同じ数字ですが、この108名は日本でその時刻にグランドに立てる人の中で最も野球がうまい108名だと言っていいと思います。

 だから、彼らの試合を観たい。でも、試合時間がルーズ過ぎる。

 野球は、攻守が短時間に入れ代わることのない競技なので、試合時間を「〇〇分間」と定めることはできません。もしそうやろうとすると、どちらかのチームに不利な状況になり、公平性が阻害されてしまいます。物理的に同じコンディションで試合をしないと、勝敗に実力や運以外の要素が入ってしまい勝利にも敗北にも明確性が感じられなくなり、選手もファンも釈然とできなくなります。そんなのは試合でも勝負ではありません。

 そうなると、次は試合時間の短縮策を考えなければなりません。
 私は、一試合9イニング制を、2イニング減らして、一試合7イニング制にしてはどうかと思っています。これは軟式野球と同じイニング数ですから、試合時間は2時間以内(草野球なら1時間半前後です。)に終わるでしょう。たまに、長引く試合があったら、タイブレークルール(促進リール)にするなどして、できるだけ試合時間を短縮する努力を求めたいと思います。
 「長い時間の試合も野球の醍醐味の一つ。」という意見もあるでしょうが、サッカーやラグビーやバスケットボールそれにアイスホッケーのように試合時間が定めれれており、アディショナルタイムを想定してもだいたいの試合時間を予想できる競技の方が観戦しやすいのはたしかだと思います。
 

#プロ野球 #試合時間
 
 

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