エレベーターの大まかな話

【ロープ式と油圧式】
国内にあるエレベーターの構造としては大きく2種類に分かれます。人が乗るかごとおもりをロープでつないで屋上階の巻上機の滑車にロープが掛かってモーターの力でロープと滑車の摩擦力で稼働するロープ式と人が乗るかごを配管内の油をモーターの力の押し引きで上下させる油圧式です。
【油圧エレベーターの特色】
大体8割ぐらいはロープ式で油圧式はどちらかと言うと少数派なんですが、建物の設計上、頂部に大きな荷重をかけられないとか、屋上からポツンとエレベーター機械室があるのは高さ制限やデザイン的なこだわりで1階にエレベーター機械室を持っていきたい等、設計者の意向で設置されているのが理由かと思います。あと工場、倉庫とかの重量物の搬送用で荷物用エレベーターであまりに大きな荷重を建物にかけれない場合も油圧エレベーターが採用されるケースが多かったみたいです。

みなさんの所有、使用されてるエレベーターはこのどちらかなので今度エレベーター乗った時にどっちなんだろう?と意識してみてください。
ロープ式は起動時にやはりロープなのでグッとしたダイレクト感がありますが、油圧式は少しタイムラグがあって途中フワッとした感じがあります。
車と一緒でエレベーターも乗り心地によって判別できれば私と同じくエレベーターマニアになれますよ
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