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エレベーター不具合事例④

現在ではどこの独立系エレベーター保守会社も高経年エレベーターのリニューアル工事に注力していて、リニューアル仕様、部品構成、機器設計が確立していますが、つい10年くらい前まではリニューアル工事なんてメーカーしか出来ないから、リニューアル見積の問い合わせも断っていたんです。
そのやり始めの頃の某小規模保守会社がリニューアル工事を実施してなぜか弊社が現在保守契約しているエレベーターが先日から不具合発生、復旧に時間を要しています。
モーターの回転信号を伝達しているエンコーダーという部品が原因で、交換必要なんですが、どこの製造の品番なのかが不明。銘板には中国語で何かしら記載されてますがネットで調べてもヒットしません。そのリニューアルを施工した保守会社と関連の部品会社にも問い合わせしましたが、”そのような現場に出庫、施工した実績はありません”といった回答・・・・!
倒産してしまっている会社ならいざ知らず、現存してそこそこの規模の会社なんですが、なんとも非協力的なのか?その銘板がデタラメなのか?
とりあえず、調整作業で一時的な復旧はできたのですが、再発は免れません。
おそらく、リニューアルしてまだ10年そこそこですがそのエンコーダー含め大型改修のリニューアル提案は避けられない状況です。
物件売買の過程でそういった経緯も分からず取得されるケース多いと思いますので、契約前に過去の修繕履歴、施工会社、保守会社をよくよく調査、確認されてください。
思わぬトラブル、出費となってしまいます。

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