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エレベーター遮煙性能付き扉

10年以上前ですが、ある雑居ビル火事でエレベーター乗場前が火元で大きな被害となって新聞に取り沙汰されました。
建物の上下空間経路に階段とエレベーター昇降路がありますが、階段室は火災となったら、防火防煙シャッターが降りたりするのでその階で炎や煙はシャットアウトできますが、エレベーター扉は構造上どうしても隙間が生じるので煙、特に一酸化炭素が昇降路に入り込み上階にあがり煙突状態になって被害が拡大します。
そういった被害を防ぐため、エレベーター扉前天井にシャッターを設置するか、エレベーター扉自体に遮煙機能を付ける事が法律で義務付けられました。
法律施行前の建物でしたら、建物検査で既存不適格と判定されていますが問題ないのですが、何らかの要因で遮煙対策を消防から要求されると従来だと各階乗場前にシャッター会社の防火防炎遮煙スクリーンをつけるか、壁に埋め込まれている扉回り三方枠、床の敷居を壁ごとハツって撤去、取付、埋め戻し、仕上げ工事とどちらにしても大工事になりますが、既設の壁、三方枠のままで扉だけ交換する方法があります。
工期は短く、金額も安く抑えられるのでご関心あればお問い合わせください。

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