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MHAに入学し。。。これまでのことを想う


この記事は九州大学医療管理・経営学専攻22期Advent Calendar 2022 22日目の記事です 。

こんにちは。22期2022年22日目を2月2日生まれのTFが担当します。

受験を決意するにいたるまで。。。

私は薬学部卒業後、製薬会社の学術部に入り結婚、出産で退職しました。まわりに育児と仕事を両立しているロールモデルもなかったため家庭に重きを置きつつ、しばらくしてから薬局薬剤師として過ごしてきました。本専攻には以前から興味を持っていたものの、家族の事情もあり当時は無理だなと思っていました。ところが状況が変わり、「今なら大学院へ行けるかも!」というタイミングが急にやってきました。
それが後期の願書締め切り1ヶ月前でした!
新しいことにチャレンジする時って、自分への言い訳のためか、できない理由を探してしまうもの(私だけ?)。それが困難なことだと尚更です。ネットを検索しても情報はほぼ見つからず、準備が間に合わないから来年受験にしようか、そもそも今から大学院なんて・・・やっていけるの!?などと不安要素ばかり浮かんできます。海外に比べて遅れているリカレント教育は、今後の少子高齢社会においては意義があるというし、そしてここで諦めるとあとで後悔するだろうな・・・
思い切って締め切り最終日に願書を大学に持参しました。

入学してみると。。。

伊都キャンパスで行われた入学式には、九大大学院に進学する娘の友人たちと一緒に出席し、変な同級生ぶりにテレビ取材も受けました。このような合格をいただいたので、入学後は大変でした。授業で出てくる単語がいちいち分かりません。留学生ってこんな気持ち?と週1回の終日授業を終えた後は放心状態。それから翌週の授業まではわからなかったところをできる限り調べ、授業動画で復習しました。後期になるとグループワークが増え、授業日以外にも夜にzoomで集まって発表の準備をしました。みなさんお仕事で忙しい中でもきっちりこなし、私が苦手なところもフォローしてくださり本当に感謝しています。
そして本専攻において薬局薬剤師が医療を俯瞰的に学ぶことは、今後地域で医療を支えていく上で有意義なことだと実感しています。


不安に思っていたこと。。。

諸事情で2年間での履修が難しい場合には、3年間の長期履修制度が利用できます(授業料は2年と同じで、入学時の申請が必要です)。みなさんと一緒に卒業できないのは少し寂しい気もしますが、1年生で取れなかった集中講義や他専門職大学院のプログラムも受講したいと考えています。
ゼミでは先生からアドバイスをいただき、全く新しいテーマを研究することになりました。未知の分野で私にできるのかと迷いましたが、新しいことにチャレンジできる機会と考えこれから取り組んでいきます。


さいごに。。。

ブランク中、子どもの勉強をみたり、一緒に英検を受けたりしてたことが受験に少しは役立ったかもしれません。その時はわからないけれど人生無駄なことはないのかもなと思っています。歩みが止まっていると感じていたのは助走期間だったのかもしれません。
せっかく学ぶならもっと早く入学したほうがいいのは言うまでもありませんが、私のタイミングはここだったということでしょう。
素晴らしい先生方、優しい秘書さん、先輩、同期に囲まれて、新しい景色を見ています。この貴重な学びの機会に感謝して、少しでも社会の役に立てたらと思っています。

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