マガジンのカバー画像

お迎え特殊課の火車。

11
お迎え特殊課の火車。 現代和風ファンタジー。 美女な化け猫獄卒の火車さんのお話を読んであげて下さい。
運営しているクリエイター

#小説

お迎え特殊課の火車1

 お迎え特殊課の火車出動(一)  白い髪に、幾房かの黒い部分が混じった長髪。  着物姿の三…

お迎え特殊課の火車2

 第2話 お迎え特殊課の火車出動(二) 「久々の出動だからねえ。まあ、こうにゃるのも無理は…

お迎え特殊課の火車3

 第3話 後始末。  それから火車は、亡者の家がある町の上空をぐるっと回って、あの世へ還…

お迎え特殊課の火車4

 第4話 天網恢恢、自業自得とはこのことかねえ(一)   白に幾房かの黒い部分が混じった長…

お迎え特殊課の火車5

 第5話 天網恢恢、自業自得とはこのことかねえ(二) 「……それから、神社の御奉神は菅原道…

お迎え特殊課の火車6

 第6話 天網恢恢、自業自得とはこのことかねえ(三)   出棺の時間が近いらしい。  クロ…

お迎え特殊課の火車7   

 第7話 天網恢恢、自業自得とはこのことかねえ(四)  火の車の荷台には四体の亡骸。  と四人の亡者が特殊なロープでぐるぐる巻きにされて転がされ、同じく特殊なガムテープで口を塞がれ踠いていた。   が、そんな些末な事柄なぞ気にもかけず、火車は本日最後のお迎えに行く。  目的の場所は病院だ。  件の亡者は、まだ亡者ではなく生きている。かろうじて、ではあるが。  正月三ヶ日が明けた一月四日。   罪人達は同時刻に不動明王様の炎と天神菅原道真公の雷を食らった。  そ

お迎え特殊課の火車8

 第8話 天網恢恢、自業自得とはこのことかねえ(五)  病室の、ベッドの上には瀕死の罪人。 …

お迎え特殊課の火車9

 第9話 天網恢恢、自業自得とはこのことかねえ(六) 「おや、そんにゃことが出来るのかい。…

お迎え特殊課の火車10

 第10話 天網恢恢、自業自得とはこのことかねえ(七) 「で、何を企んでいるの? 童子丸。地…