20年前の譲れない…夏 Ⅱ
埼玉から、『千葉県九十九里浜』までは車で、約４時間もかかった。ずっと、一般道できたのに…さっきの料金所『２５０円』は、なんだったのか？不思議で仕方がなかった。いよいよだな〜！海はもう、『目と鼻の先』だよ。天気は良い、風もまぁまぁ、だけど、海岸沿いの天気が問題だ。目的地に到着後…何故、車が１台も居ない！？人も居ない？これ、もしかして…。車をパーキングに停めて、海に近づいてみた。
海面に見えたのは、透明の物体『クラゲ』の大量発生が、原因かもしれない。まぁ、クラゲさんに刺されると、痺れや痛みが伴うけど、僕は、クラゲ防止アイテムを持って来ているし、海に入りたい気持ちが途切れる前に、海に入る事を『決意』した。若干不安はあったけど…。『ローカルサーファー』の存在と『知らない街と海』アクシデントがない事を祈り、いざ…『海』ヘ。
僕は、『深呼吸』をした。眩しい『太陽とオフショア』まずは、軽くストレッチを行い、『パドリング』でポイントまで向かう。まずは、『インサイド』から試しに、『波待ち』スープを狙う。【スープとは、崩れた波の中で気泡混じりになった白い部分のこと】やる気に、先走りが入り、１本目はタイミング合わずに【テイクオフ】失敗に終わった。