ネット占いの市場規模
ネット占いについて、以下の項目を考えます。
顧客にとって結局ネット占いがどんな存在なのか。
顧客に対しネット占いは結局どういった価値を提供しているのか。
そういった要素を勘案し、広い意味でネット占いと競合するビジネス。
ネット占いのメインターゲット。
上記を踏まえたネット占いのビジネスモデル上の特徴。
1で考えた要素を踏まえ、ネット占いの本質を捉えるために、もっとも重視すべき要素を特定します。
ネット占いにおいて最も重要な要素は、顧客が「自分の人生や恋愛、仕事などについて、自分自身では答えを出せず、不安や迷いを感じている」という点です。2で特定した変数を考慮し、よりネット占いの市場規模を計算するために有用で、そのビジネスに固有のフェルミ推定的な計算式を提案します。
ネット占いの市場規模は、以下の式で求められます。
市場規模 = (不安や迷いを感じる人口 ÷ ネット占いを利用する人口)× ネット占いの年間利用額上記の計算方法を元に、適切な仮定を置いて、ネット占いの年間売上をフェルミ推定します。
仮定として、日本の人口が1億人、不安や迷いを感じる人口が全体の1/3、ネット占いを利用する人口が不安や迷いを感じる人口の1/4、ネット占いを利用する人1人あたりの年間利用額が1万円とします。
この場合、市場規模 = (1億 ÷ 3 ÷ 4)× 1万円 = 約833億円と推定されます。4で仮定した数値について、そのように推定した根拠を論理的に説明します。
不安や迷いを感じる人口については、日本の成人人口をベースに、うつ病、不安障害、パーソナルトラブルなどを抱える人口の割合を参考に推定しました。
ネット占いを利用する人口については、ネット占いの需要が高い若年層を中心に、全体の1/4と仮定しました。
ネット占いを利用する人1人あたりの年間利用額については、ネット占いの平均利用回数と、1回あたりの利用額を参考にし、1万円と仮定しました。上記の手順で考慮した要素をすべてまとめて、結論、論拠、結論の繰り返しという流れで回答します。
ネット占いの市場規模をフェルミ推定するために、まずはネット占いの本質を捉え、最も重要な要素である「自分自身では答えを出せず、不安や迷いを感じている人」を軸に、市場規模を算出する式を提案しました。また、日本の成人人口をベースに、不安や迷いを感じる人口の割合、ネット占いを利用する人口の割合、ネット占いを利用する人1人あたりの年間利用額を仮定し、ネット占いの市場規模を約833億円と推定しました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?