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論点の見つけ方

 こんにちは。今日から東京コミュ塾に入っておりますひろです。

 今日は論点の見つけ方について学びましたので以下の内容をご紹介します。


論点が合わない人の特徴

 自分では論点だと思って話していたことも相手にとってはそうでないことがある。

 1話がかみ合わない
 2話が脱線する
 3そもそもの論点で見るべきポイントがずれている
 (そこじゃない意見・そもそもの意見)
 

 上記の記載している内容があると自分が思っていることと聞いていることがずれる場面がある

 ずれる理由の1つに感じた(思った)ままの事柄を発言することは主観的な内容であって、相手と共有が出来ていない可能性がある。
 例えば、ホワイトボードを見ることで視覚という情報が共有でき、客観性を持つことで相手とのずれが少なくなる。

論点=今解くべき問い

 論点は今解くべき質問(クエスチョン)
 例えば、「今日ご飯何にする?」という今解くべきクエスチョンに対して本来今日のご飯の話で返すのに、明日のご飯の内容で返してしまうと相手が聞きたいことに対する回答にはなっていない。
 ごはんというテーマはあっているものの、日付がずれているためせっかく話をしていても話が伝わらずに終わってしまう。
 

問題と論点の違い

 人によって問題と論点は同じようにとらえることがあるが、今回神宮司さんの定義としては別としてとらえていた。

問題
単語・文章で解決・完結しているため何を議論すればいいかわからない

論点
方法論や意見など複数のパターンの問いや答えが出るため議論の対象 
になりやすい


問題:1部屋が汚い
   2円高円安
   3少子高齢化

論点:1どうすれば部屋がきれいにすることが出来るか
   2円安円高のメリットはどちらが大きいか
   3どうしたら少子高齢化を止めることが出来るか

論点のポイント

 1論点にするためには疑問形であらわされる「どうしたら~か」
 これは、論点は「解くべき問い」のため疑問形で表現することで議題にしやすいため。

 2論点は簡単に答えが出せない問いであること。
 
すぐに「~しかないよね。以上」という答えが出るものは論点とは異なり、アドバイスや方法論に変わっている質問になる。(ここがずれると話がかみ合わなくなることが多くなる。)
 例えば「どうしたらタイピングがうまくなるのか」といった質問では「練習するしかないよね」という回答となり、明確な答えが出ている。

 3論点は「これってみんなで共有すべきか・考える価値があるか」
 
個人的な質問は論点から外れていることが多い


論点を見つけるために

論点と混ざりやすい内容を知る


 1目的の部分に注目し話してしまう
 2相手の立場に考えない一般的な意見
 3論点である「どうしたら~か」を打ち消す回答
 4論点に対して目のつける場所を間違えた意見(論点を外した意見)

論点には3つの視点で考える

 
 1大論点
 2中論点(大論点から要素を2つ取り出す)
 3小論点(中論点から要素を3つ取り出す)=行動に移せる具体的なもの

例1
 友人が食費を節約するために外食をやめて自炊したいけど、何をしたらいいと思う」

大論点
 自炊すれば外食に比べて食費を節約することが出来るか?
中論点
 1外食にかかる費用はいくらか
 2自炊にかかる費用はいくらか
小論点
 1-a近くの定食屋はいくらかかるか
 1-b近くのファミレスはいくらかかるか
 1-c近くのコンビニはいくらかかるか
 1-d1週間の外食はどの程度か
 1-e1か月の外食の費用はどの程度か

 2-a光熱費はいくらかかるか
 2-b調理器具はいくらかかるか
 2-c材料費はいくらかかるか

ずれた論点
 調理は楽しいので費用は考えない。趣味として始めるべき。
 →趣味のことを聞いてはいない。相手のニーズは料理の楽しさではなく自炊するとどれだけ節約になるか(目的)聞きたい

 化学調理量を使っている弁当はやめるべきだ
 →健康面に対しての発言ではあるが、相手のニーズ(論点)とは合致していない

 収入が低いことが問題。節約ではなくて収入を増やす
  →一般的には正しいが、今すぐに解決するという部分からずれている

そもそも~論には注意。今すぐ解けるかどうか?を自問自答するべき
論点の定義は「今解くべき問い」

無駄遣いが問題。お金を節約したいなら食費以外の節約も考えるべき
→(目的としてはあっている)一般的にはそうかもしれないが、今回相手のニーズは食費の節約


例2
同僚が「会議の生産性をあげたいがどうしたらいいか」

大論点
どうすれば会議の生産性をあげることが出来るか

ここから私は悩んだ
というのも「生産性」はもう完成している単語のため分解はできないと思ってしまったため中論点には移行できなかった。
 生産性というと工場で作られたものをどれだけ効率的に作られるか、歩留まりを少なくするかというイメージが先行してしまい、会議での生産性というものがいまいちピンとこないからである。
 生産的な会議とは何かよくわからない要素が多いと、今までの経験でしか語れず
 1会議に出席する
 2自分の番が来たら紙に書いてあることを読む
 3専門性の知識を使って質疑応答
 
といったことしか浅い知識レベルでしか現場では意識できていなかった。つまり、要素にするのには不足しており何がいいものか表現できない状態だった。

 ロジカルシンキングはここの部分(要素を分解・要素をくっつける)が大事でありどのようにキーワードの単語を分解・付けたしを行えるかが肝であるからである。
 今回のキーワードは会議の生産性であり

 要素(中論点)は
 1全員参加する
 2発言する
 3ゴールが決まる
 4時間内に終わる

 =会議の生産性がいい(大論点)

ということとなる。

これを逆にすることが出来れば
ここが大論点と中論点との分かれ目となる。
中論点を分解することで小論点につながる。
 
 しかも、考える時間が相手の時間を使うため1分程度で考えられるかというと相当練習や分析をしていくことが必要と感じた。

中論点は別の人の意見だと
1どのように時間を短くすることが出来るか
2どのようにアイディアを出せることが出来るか
3どのように会議のゴールを決めることが出来るか
4どうすれば全員参加できる会議になるか
5時間内に会議を終えるためには
6会議で結論や成果を出すためには

小論点だと
1-aどのように会議の長さを短くすることが出来るか
1-aどのように会議を少ない回数で終わらせることが出来るか

2-aどうすれば事前にみんな考えることが出来るか
2-bどうすれば全員発言できるか
2-cどうすればアイディアの競争を促せるか

3-a会議のゴールを決めるまでのスケジュールを決める
3-b事前に会議の資料を配布して読んでゴールを決める。
3-c会議の目的をみんなで決める

4-aみんなが発言しやすいよう時間配分を決める
4-bみんなが発言しやすいファシリテートをする
4-c会議のテーマを事前に提示して考えてきてもらう

5-a各議題の時間配分は適切か
5-b参加者は事前に考えているか
5-c話が脱線していないか

6-a会議のゴールは明確か
6-b意思決定者は参加しているか
6-c司会は適切に会議を進行できているか

論点が外れている

発言しない人に罰を与える
→(生産性に関係ない)
そもそも会議は必要なの
→(相手の要望に応えていない)
いいファシリテーターがいるからいい会議になる
→(生産性に直接関係はない)
会議の議事録は即日に発行する
→(論点は生産性であって議事録ではない)
オンライン会議と対面会議のメリットデメリット
→(目的がずれている)
そもそも会議室を増やすように総務に依頼
→(論点は今すぐ解けるか。解けない場合はずれた論点)
無駄な会議が多いのが問題
→(一般的にはそうかもしれないが)相手のニーズを理解していない

以上今回学んだことでした。










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